【リレー小説】スカイハイ転生学園！～イースター編～ (ページ37)

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近づけば近づくほど、不思議な場所。こんなところあったのか、なんて思いながら早歩きで歩く。途中に人は恐らくいない。恐らく突き当たりか何か。こんな所にあったのか…またまた発見したな、そう思いながら図書館へ入っていく。

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ついた。ここが1番音がよく聞こえる。本棚の奥。ただ…どうすればいいのか。とりあえずまず引いてみる。まぁ、ぴくりとも動かなかった。…そういえば、引いてダメなら押してみろ…なんて言葉があったような。そう思って全力で押してみた。

そうすれば、古臭い音を立てて小さな光を照らしだした。この小さな光から音はよく聞こえた。

｢困ったなぁ…。僕幻影で大きく見せることは出来ても小さくは出来ないんだよなぁ。しかも幻影だし。…あれ、でもこれもしかして…。僕の友達は体の調整が出来るから…。｣

人差し指をくるくると回して、小さな物体…妖精のような物を作り上げる。

｢…真凛。ちょっとこの中の人を助けてあげてくれないかな？僕の力を上げるから、中にいる龍を倒してきておくれ。……"俺"は入れないからさ。｣

そう言って、魔力を彼女の身体にできる分込めてあげれば、小さく頷き光の中に入っていった。
あの子のことだ。貰ったからには使いまくるんだろうなぁ。消費が心配…。そう思いながらも、人が寄り付かないように周りを結界で覆った。これだけでも魔力消費は激しかったのだが…。とりあえず、もしもの場合はあの子は気づいてくれると信じてる。…多分やってくれる。…きっと返してくれる。返してくれるはずだ。なのに、少し心配しているのはあの子が悪い。僕悪くない。

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