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ギィ…。
きしむような音がして、ほんの少しだけ空間が見えた。
空間の先には一筋の光と微量の埃が見えた。
あとは魔法を使って…。
私は持ち前の魔法を使い、本ごと小さくなると少しだけ空いた空間に足を踏み入れた。
☆★☆★
おそらく隠し通路なのだろうか、その先は廊下のようになっていた。
明かりは無造作にぶら下がっている電球一個のみであり、通路は大変薄暗い。
壁や床、電球の周りには埃が蓄積しており、その床を鼠が小走りで横切っていった。
電球に一発デコピンでも食らわせれば、すごい量の埃が空気中を舞うだろう。
というか、ここみたいに殺風景な場所によくもまあ電気が通っているものだ。
私は少し感心しながら、床―それも埃が一番少なそうなところ―にそっと置き、魔法を静かに解いた。
体の大きさがグン、といきなり大きくなる。
少しばかりか驚いたものの、すぐに落ち着いて床に置いてあった本を手に取った。
あった、これだ。
私は隠し部屋に通じているドアを開けるためのドアノブ()をぐるりと回した。
ドアが軋みながら開いた。
立て付け悪いな、いやでも一蹴廻って趣があるかもしれない。
右手についた埃を手を振って落とす。
その次の瞬間、私は目を見張った。
目の前に広がった光景を前に、私は我が目を疑った。
待てよ、これって現実なのか?
嫌なじっとりとした汗が額を伝う。口の中から水分がすうっと消えていく。
が、驚きで呑む固唾はまだ残っていた。
ずっときつく閉ざしていた唇から堪え切れなくなって思わず言葉が零れた。
 「え?」
唖然とする私を嘲笑うような咆哮が空気を震わせた。
なんで、なんで?
目の前に、ドラゴンがいるの?

探索者【葦籠神音】→←醜いくらいに【テトラ】



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ユリイ(プロフ) - パスワードは前回同様です! (2020年5月12日 16時) (レス) id: 2b687b1169 (このIDを非表示/違反報告)
ユリイ(プロフ) - 更新しました。お話がいっぱいになりましたので、続編へ移行します。 (2020年5月12日 16時) (レス) id: 2b687b1169 (このIDを非表示/違反報告)
ユリイ(プロフ) - 更新します! (2020年5月12日 15時) (レス) id: 2b687b1169 (このIDを非表示/違反報告)
露留(プロフ) - 更新しました (2020年5月9日 20時) (レス) id: 412cf2cbe1 (このIDを非表示/違反報告)
露留(プロフ) - 更新します (2020年5月9日 20時) (レス) id: 412cf2cbe1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スカイハイ転生学園一同 x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sakyomatsu1/  
作成日時:2020年4月28日 20時

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