七話 ページ7
廊下へ出るとあまり人はいなかった。
喧嘩をするには好都合だ。
ウチはとりあえず−−−ちゃんを睨み付けた。
ウチは美人だけど目が大きくどちらかというとつり目なため睨むと迫力があるらしい。
それだけで相手は怯んだ。
長い沈黙が続く。
先に沈黙をやぶったのは相手だった。
「美希ちゃんはどうしてひどい千佳ちゃんと話すの?」
え、ほんとに分かってないっぽい。馬鹿じゃんコイツ。
「アンタほんと馬鹿だね。そんなこともわからないなんて。
あ、馬鹿にそんなこと分かれとか無理か。ごめーん。無理なこといっちゃって。」
それだけで相手は涙目だ。
よほど喧嘩に慣れていないのか。それとも喧嘩は泣いたほうが庇ってもらえるからか。
どちらにせよウチの勝ちは確かだった。
「アンタが馬鹿過ぎてわからないらしいからウチが説明してあげるよ。アンタさ、
好きな人と千佳ちゃんがハイタッチしたからいじめたんだよね?」
ウチがいうと、−−−ちゃんは反論してきた。
「いじめてないよ!喋らないようにしただけだよ。」
それがいじめっていうんだよバーカ。そういうと、またウチはまくし立てる。
「アンタはアンタの好きな人が千佳ちゃんと仲良く見えたから嫉妬したんだよね?
千佳ちゃんに協力して、って言ったんだよね?
でもアンタへの協力って何?喋るなってこと?関わるなってこと?
それっておかしくない?アンタが好きなアイツはアンタの物じゃないよね?
アンタがアイツの交遊関係を制限する権限はないよね?
それに気づかなかったよね?その時点でアンタは馬鹿だよね?
アイツと千佳ちゃんはハイタッチをしたんだよね?
ハイタッチは二人でするものだっていうのはわかるよね?
ならどちらかが嫌ならハイタッチにはならないよね?
じゃあハイタッチして嫌だったのは誰だかわかるよね?
嫌だったの、アンタだけだよね?
アンタだけの都合で千佳ちゃんとアイツの気持ち踏みにじったことになるよね?
最低だよ、アンタ。
いい加減自分が自己中なクソブタだって気づけよブス。」
ウチはそう吐き捨て、廊下をあとにした。
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マスカット(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» すみません、レスにし忘れました…… (2018年4月5日 18時) (レス) id: 42164fbd9c (このIDを非表示/違反報告)
マスカット(プロフ) - 嬉しいです!ありがとうございます!(´∀`*) (2018年4月5日 18時) (レス) id: 42164fbd9c (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみに待ってます、頑張って下さい! (2018年4月5日 14時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
マスカット(プロフ) - 緩芳さん» ありがとうございます!がんばります! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 42164fbd9c (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - とてもお面白かったです!これからも頑張って下さい♪ (2018年4月3日 9時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マスカット | 作成日時:2017年2月4日 22時