君が………好き。【名前変換オリジナル】 (ページ23)

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楽しかった夕食も終わり、今は昼間の内に張っておいたテントの中。

美緒「ねぇ梨花～。梨花って好きな人いる？」

まあ想像通り恋ばなが始まった。

梨花は無難に流して行く。

梨花「え、いないけど？」

美緒「嘘だぁ～！本当はいるんでしょ？」

梨花「いやいないってば。何回言えばいいの？」

美緒「ふーんつまんない。」

梨花「なら美緒はいるの？好きな人。」

美緒「いるよ！教えてほしい？」

あっこれは弱味握れるな。

あはは、私も悪いやつだな。

そうは思いながらも

梨花「え～だれだれ！超気になる～！」

とか言っておく。

美緒「あのね、美緒の好きな人はね…………」

随分溜めて言った名前は私もよく知った名前だった。

美緒「高宮裕樹君なんだ。」

マジか。ほんとモテるなぁアイツ。

でも夕食の時希衣がそんなこと言ってたな。そういえば。

でもとりあえず知らないふりっと。

梨花「え、高宮？いがーい！どこが好きなの？」

うわー我ながら気持ち悪い。

でも聞き出せそうだしいっか。

それにしても私って誘導上手くね！？

思った通り美緒はぺらぺらしゃべってくれる。

美緒「あのね。まずは顔でしょ。山崎賢人に似てるし。イケメンじゃん。」

やっぱ顔か！顔なのかぁ！

美緒「それに面白いし。しゃべってて飽きないもん！」

あーね。それはわかるわ。

美緒「身長も高いし、優しいし、運動神経もいい！いいとこづくめじゃん！」

そーかもしれないな……ってなにいってんだ私は。

そんなわけないない、な、い？

そんな、私が高宮のことが好きとか……有り得ないよね。