常識に囚われるなっ！！《東方project×おそ松さん》 (ページ27)

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「…………」

お風呂上がり…とはいっても三人はまだ入っている(六つ子もいないのでまだ入っているのかもしれない)。
煙々羅の情報を少し聞いて出てきたのだ、理由としては六つ子達がうるさくなりそうで出てきた。

幻想郷には銭湯なんてなかった、戦闘はあったけど(言ってみたかった)。
だから初めて中に入った時は凄いなぁと外国人みたいにはしゃいだ。

「…あれ、早くねえか？出るの」

なーんて思っていたら猫背さんがピンク色の服を持って出てきた……

「猫背さん、それ、トッティ兄さんの……」

「………」
猫背さんはトッティ兄さんの服を男湯の脱衣所に本投げた。苦笑いも出来ねえよ…

そしてちょっとしてから猫背さん以外の五人と幻想人三人が同時に出てきた。

本当ならここで解散のはずなのだが…

「ねぇ、六つ子達、最近近所で火事や小火の被害ってないかしら？」

紫姉さんは六つ子に、遠回しに煙々羅の被害は無いかと聞いた。

そしたら、長男さんが口を開いた。

「ああ、近所ってか少し遠いけど小火の被害があるぜ、だんだんこっち側に被害が…」

と、具合に煙々羅の情報を教えてくれた。

「そう、ありがとう…もう遅いし、そろそろ帰らせて貰うわね」

そう紫姉さんは言うと欠伸をした。
「おう、それじゃ、また今度な！」

長男さんは鼻を擦りながら片手を挙げた。
そして、私達と反対の道で帰っていった。

私達も我が家へ帰る。

歩きながら話していた内容は勿論煙々羅の話

「煙々羅の情報は手に入ったわね… 」

哲学さんがゆっくりと口を開いた。

「ここにいればその妖怪に会えるって訳ね」

妹さんもやけに真面目な顔で言う。

「小火だけでよかったわ…外の世界は厳重なのね…」

紫姉さんはいつも通りだけど…

「…家に早く帰って計画をたてないかい？」

私はいつも通り、自分のことだしね。

私の言葉を合図のように、私達は早足で帰って行く。
下手にスキマとか使えないらしい、だから歩き。

松代さんからもらったお風呂セットを胸に抱き、明日を思う。

ヒヤヒヤしてきた、寒いからかな？