70：ただいま ページ10
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もう、探偵事務所に戻っているのだろうか？
あたしがいないと散らかり放題だからなぁ・・・
お茶、淹れてくれる人もいないだろうし・・・
誰か、怪我や病気はしてないだろうか？
ケンカなんてしてないだろうか？
５人がバラバラに・・・なんて・・・
『ないないない・・・』
考えれば考える程、嫌なことが浮かんでくる。
入口の前に立つと、心臓がバクバクと音を立てる。
『よし・・・』
意を決して、ドアノブに手をかけた。
・
"ワンワンワン！！"
『ひゃぁぁあ！！？？』
心臓が一瞬止まったんじゃないかと思いながら振り向くと
雅「も〜シュワちゃんは元気だねぇ」
また一風変わった名前のポメラニアンを連れた雅くんがいた。
雅「あっれ〜Aじゃん！ 何してんの入りなよ！」
『へっ！？ あ、え？？』
普通に"はい、どうぞ〜"と
さっきまで開けられなくて葛藤していた扉が
呆気無く開けられた。
和「相葉さん、犬の散歩に何時間かかってんすか」
潤「10分遅刻。お客様待たせてる」
雅「ごめん、シュワちゃん元気すぎて散歩コース全然守ってくんなくて・・・」
翔「この辺の飼い主のネーミングセンスどうなの」
智「ってか、A連れてきたんだ」
いやいや。
オカシイだろ！！
なに、その犬のおまけみたいな扱い！！
莉「ウソ、A！？」
母「A！！」
父「A、どうして・・・」
なぜか、莉奈子と両親がソファに座っていて
あたしの姿を見るなり駆け寄ってきた。
うん、これが正常。
あの人達は、オカシイ。
『やっぱり、あたしの居場所はここだったの。
"神崎A"として、これからもよろしくお願いします』
わっと3人が涙ながらに抱きしめてくれて
目頭が熱くなる。
ここが一番、落ち着ける場所だって
心から思えた。
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七海(プロフ) - はじめまして！最後まで読ましていただきました。とても、楽しかったです！有難うございました (2016年9月4日 7時) (
レス) id: 242f38b7c7 (このIDを非表示/違反報告)
sakie(プロフ) - お疲れ様です！楽しくて更新をいつも楽しみにしていました！また素敵な作品、お待ちしております！ (2016年3月24日 19時) (レス) id: 8158c8412c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コハル | 作成日時：2016年1月24日 22時
