檸檬デート【梶井基次郎】 ページ10
今日は梶井さんとデート。
楽しみだったので待ち合わせ時間の30分前に着いたのだけど…。
貴「…えっと、すいません待ちました?」
梶「待ちくたびれたよ」
ちょっとブスッとふて腐れている。忘れないで欲しい。
今は待ち合わせ時間の30分前だ。
貴「ごめんなさい…」
梶「…別にいい。それより行こう」
そう言って自然に手を差しのべてきた。
貴「…え」
梶「繋げって事だよ」
顔が少し赤い。
こうして私たちのデートは予定より30分もはやく、ぎこちなく手を繋いで始まった。
行き先は、科学博物館…。ですよねーって感じ。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
思った以上に楽しかった。いろんな体験とかできて
…テンションMAXの梶井さん可愛かったし。
カフェで梶井さんと駄弁っていた。
貴「楽しかったです」
梶井さんは注文したレモネードを早くも飲み終わってストローで氷をくるくる回している。
梶「本当かい?それは良かった」
貴「でも…ちょっと理科に妬いちゃいました」
それは、博物館にいる間ずっと考えていたことだ。
______梶井さんにとっては、理科について考えている方が私といるより楽しいのかな。
梶「先刻から浮かない顔してると思ってたら、そんなこと考えてたのか」
貴「だって…」
梶「…そろそろ行こうか」
貴「あ、はい…」
カフェを出ると梶井さんにグイッと腕を引っ張られた。
そのまま路地裏まで連れ込まれる。
そして私を壁に押し付けて、そのままキスをした。
梶「Aが不安になる程、僕はAのことを好きじゃないように見える?」
貴「梶井さんは理科のことを考えてる方が楽しそうです」
梶「…だってお洒落してきたAが可愛すぎて理科のことでも考えないとヤバかったもん///」
_____ちゃんと見ててくれてたんだ。
梶「…それより僕ちょっとショックだわ」
貴「…?何がですか」
梶「僕がAのこと大好きだっていうの気付いてなくて」
梶井さんが私の顎をクイッと持ち上げた。
梶「だから今日Aにしっかりと教えなきゃ、ね」
路地裏の影の中、梶井さんは不敵に笑った。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
かみぅさん、もすもすさんからのリクです!
ちなみに駄作者はC.○レモン無しでは生きていけない体です(笑)
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子供扱いしないでよ…【夢野久作】→←君がいないと駄目なんだ【フィッツジェラルド】
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(=^・^=) - 今、芥川役で『龍ちゃん大好き』になってるトコなんですよ…。 (2020年12月3日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - しぐれったさん» ???「24歳!学生です!!」 (2020年5月12日 14時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - みうさん» そそそそそそそそんな意図なかったですよ。べ、別に書いてる時に先輩感出たけど誰も気づかないかって投稿とかしたりしてませんよ……わ、私は淑女ですから。 感想ありがとうございます!緩い気持ちで読んでってください (2019年7月27日 0時) (レス) id: cac4953071 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 野獣と化したってwwww野獣先輩じゃんww このお話とても面白いです!!! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - 実胡斗さん» リクエストありがとうございます。そしてお返事遅れてしまいすみません。リクエストですが、続編の方に書かせて頂きましたm(_ _)m (2019年7月7日 14時) (レス) id: c7820e4193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぐれった | 作成日時:2016年6月7日 0時