君がいないと駄目なんだ【フィッツジェラルド】 ページ9
手が誰かに握られているように暖かい。
体が重くて動けない。
貴「うっ…あ、れ…？」
やっとの事で瞼と口を開いた。
ジ「A…！良かった…」
そうだ、確か私はマフィアのコート使いと戦って…。
目の前にいるフィッツジェラルド(以下:ジェラルド)はいつもと比べて余裕のなさそうな顔で私の手
を握っていた。
貴「ごめん、なさい…。負けちゃいました」
ジ「いいんだ、そんな事…君が生きていてくれて良かった」
そう言って、握る手に少し力を込めた。
______________このまま貴方との時間が永遠に続けばいいのに。
私は手にジェラルドの温度を感じながら、密かにそう願った。
一週間ぐらいして、私はだいぶ動けるようになった。
私が病室で本を読んでいるとジェラルドが入ってきた。
ジ｢調子はどんな感じかい？｣
貴｢だいぶ良くなりました。ありがとうございます｣
ジ｢そうか…それは良かった｣
それより、と彼は続ける。
ジ｢もうあんな無茶をしないでくれ｣
貴｢そう、ですよね…｣
ジ｢君はいわば私に命を預けている状態だ。私は君の命を責任を持って守る義務がある｣
まるで壊れ物を扱うように、そっと肩を抱き寄せられた。
ジ｢それに…君には個人的にも死んでもらいたくない｣
貴｢えっ…それはどういう…｣
ジ｢こういうこと…｣
顎をクイッと持ち上げられ、キスをされた。
あまりに唐突すぎて頭が真っ白になっていく。
ジ｢私はAがいなくなったらもう駄目なんだ｣
耳元で囁かれてドキッとする。
貴｢そんなの、私だって同じです///｣
ジ｢…！＿＿君は私の調子を狂わせるのが本当に得意だね｣
ドサッとベッドに押し倒される。
ジ｢実は私、Aの寝顔とか見たし、我慢するの結構大変だったんだよ？｣
寝顔を見られたのか…。恥ずかしい…。
ジ｢もう我慢しないから＿＿＿＿＿止まらないよ？｣
そう宣言してジェラルドは私に深く口付けた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
弥生さんからのリクです！
キャラの雰囲気違っていたらすみません。
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(=^・^=) - 今、芥川役で『龍ちゃん大好き』になってるトコなんですよ…。 (2020年12月3日 14時) (
レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - しぐれったさん» ？？？「２４歳！学生です！！」 (2020年5月12日 14時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - みうさん» そそそそそそそそんな意図なかったですよ。べ、別に書いてる時に先輩感出たけど誰も気づかないかって投稿とかしたりしてませんよ……わ、私は淑女ですから。 感想ありがとうございます！緩い気持ちで読んでってください (2019年7月27日 0時) (レス) id: cac4953071 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 野獣と化したってwwww野獣先輩じゃんww このお話とても面白いです!!! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - 実胡斗さん» リクエストありがとうございます。そしてお返事遅れてしまいすみません。リクエストですが、続編の方に書かせて頂きましたm(_ _)m (2019年7月7日 14時) (レス) id: c7820e4193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれった | 作成日時：2016年6月7日 0時
