鬼ごっこ【双黒】 ページ3
これは鬼ごっこ。太宰と中也が鬼で、私は逃げる!
ルールは簡単。先に私を捕まえた方が一日中私を好きにしていいという…。
一時間、二人に捕まらなかったら、私はその日一日を平穏に過ごせる。
…今まで何回かやってきたけど、私が二人から逃げ切れたことなんて一度もない。
貴「…はぁ、はぁ」
でも今回こそは!
制限時間が残り三分を切っている。
あと三分耐えればi…。
太「ふふ…Aちゃんみーつけたっ♪」
耳元で囁かれた。
貴「…っ!?」
私は振り返らずに駆け出す。
太「…あれ?もしかしてAちゃん、逃げ切れると思った?」
後ろから太宰の余裕そうな声が聞こえる。
こえぇぇ!恐い((゚Д゚ll))
そんな気持ちを抑えて、私は路地裏へと駆け込んだ。
駆け込んだ路地裏の先には、何と中也が待ってくれてました!
嬉しくない!
中「待ってた。というかAがここに来ると信じてた」
そういって私に近付いてくる。
後ろに逃げようとしても、太宰さんが真っ直ぐこっちに来ている。
中太「「やっと捕まえた/Aちゃん、つーかまーえたっ♪」」
太宰は私を抱きしめて、
中也は私の腕をパシッと掴んで。
私は捕まった。
太「私の方がAちゃんとの密接面積大きい。故に…」
中「ふざけんな!俺はずっとAを待ってた」
太「…じゃあ本人に聞こう。Aちゃんはどっちがいい?」
貴「えーっと、どっちも嫌」
太「…中也」
中「…(チッ」
太「私だって嫌だよ」
積もるところは、今日は二人の言うことに従ってね☆ということでした。
貴「え?ちょ…ふざ__んぅっ!?」
中也が唇で私が話すのを遮った。後ろから太宰に抱きしめられた状態で身動きが取れない。
太「えー、中也ばっかりずるい。私も私も♪」
そういって太宰は私の耳に集中攻撃を始めた。
貴「んっ…やめっ…」
中「おい、手前Aの気を耳でひくのやめろ」
太「ん?じゃあポジションを交代する?(ニコ」
中「…やっぱいい」
太「…(チッ」
この鬼ごっこはこれからも続きそう。
(後日談)
太「中也と私に責められてるAちゃん、すっごくえっろかったよー」
中「…良かった///」
こいつらマジで何なの?
でも鬼ごっこはこれからもやりたいな、なんて。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ミストラル様からのリクです! ありがとうございました!
書いてて楽しかったです!
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(=^・^=) - 今、芥川役で『龍ちゃん大好き』になってるトコなんですよ…。 (2020年12月3日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - しぐれったさん» ???「24歳!学生です!!」 (2020年5月12日 14時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - みうさん» そそそそそそそそんな意図なかったですよ。べ、別に書いてる時に先輩感出たけど誰も気づかないかって投稿とかしたりしてませんよ……わ、私は淑女ですから。 感想ありがとうございます!緩い気持ちで読んでってください (2019年7月27日 0時) (レス) id: cac4953071 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 野獣と化したってwwww野獣先輩じゃんww このお話とても面白いです!!! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
しぐれった(プロフ) - 実胡斗さん» リクエストありがとうございます。そしてお返事遅れてしまいすみません。リクエストですが、続編の方に書かせて頂きましたm(_ _)m (2019年7月7日 14時) (レス) id: c7820e4193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぐれった | 作成日時:2016年6月7日 0時