其ノ伍 ページ6
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"...という訳で、今から行かせて頂きます"
如何やら今から第8特殊消防隊の連中が来るらしい。
突然の来訪者に、アタシと紺炉は大急ぎで家の掃除をした。
掃除が一段落し、来客用の湯飲みと小皿を用意していた時だ。
「若！」
紺炉の声で紅丸が帰ったのだと気付いた。
一通りの用意が出来た所でアタシも表へ出た。
「例の伝導者絡みで
「...めんどくせェ、無視しとけ。
『紅丸、無視しとけって言われても第8の奴等は「若！！てぇへんだ！」
アタシの言葉を
「引き留めてんのに勝手に入って来やがった！！」
今から行くとは言われたが、もう来たのか？早過ぎねェか？
そんな事を考えていると再び暖簾が揺れた。
「すみません、先程連絡した第8です。
...もう来ちゃいました」
「あ！？」
...紅丸が不機嫌になるのも無理はない。
「テメェら、いい加減にしろよ！！」
紅丸の代わりにウチの隊員が吠えた。
「...急に押しかけてくるとは、どういうつもりだ？」
眉間に皺を寄せ、紅丸は言う。
ピリ、と張りつめた空気の中、恐る恐る口を開く。
『...紅丸。一応、今から行きますって連絡はあったんだけど、』
「そんなのはただの報告だ。こっちの了承も無しに勝手に来やがって」
「消防官規則に
「...」
一呼吸おいて紅丸が告げた。
「勝手に来ちまった事は...まァいい、
だが伝導者の調査だか何だか知らねェが、俺達のシマを勝手に荒らされるワケにはいかねェ。
第七には第七のやり方がある」
「先日の大隊長会議も途中退場されていましたが...
第7は伝導者の一味を無視していくおつもりですか？」
＿＿＿＿＿え？
紅丸の奴、大隊長会議途中で抜けたのか！？
一緒について行きながらお前は何やってたんだ！、と紺炉の方を向くと視線を逸らされた。
...紅丸に甘過ぎんだよ、お
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陸玖(プロフ) - ななせさん» コメントありがとうございます！（泣） 駄文ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年1月3日 22時) (
レス) id: 1f019e150b (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 小説書くのがお上手なんですね!!これからも楽しみにしてます！夢主ちゃんが可愛いです… (2021年1月3日 21時) (レス) id: cde300d373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陸玖 | 作成日時：2020年12月11日 2時
