其ノ拾七 ページ18
．
「大隊長！！俺達で鎮魂を！！」
「駄目だ！！此処は第7の管轄だ、俺達だけで勝手な行動は出来ない！！
それに此処には皇国式の鎮魂を望んでいない人もいる！！」
「指を
「若は...何処行っちまったんだ...！」
＿＿＿＿＿紅丸は今、此処には居ない。
いつまでも彼奴に全部背負わせるワケにはいかねェ...！
『アタシは避難誘導と"焔ビト"の鎮魂をしてくる！！
紺炉は紅丸を捜して連絡を！それからヒカゲの事も頼む！
すまねェが、第8の皆も協力を頼む！！』
「任せてください！第8は住民の救助と避難誘導を行うぞ！！」
「「「「「了解！！」」」」」
＝
紺炉やシンラ達と別れて火柱が上がった所へ走った。
「お嬢！！こっちだ！！」
「Aちゃん！！こっちにも"焔ビト"だよ！！」
「呉服屋のヨッちゃんも"焔ビト"になっちまった！Aちゃん頼むよ！！」
『後は任せな！！アンタ等は早く逃げろ！！』
＿＿＿＿＿よく頑張ったな。
そう思いを込めて胸を貫く。
それにしても変だ、一日でこんなに"焔ビト"になるなんて...
これじゃァまるで二年前の...
嫌な記憶が頭を
【ドォォォンッッ】
近くで建物が破壊される音がした。
其れと共に、激しい炎が舞う。
急いで其の場所に行くと、爆風の中に知った人影を見た。
『あれはッ...シンラとアーサー！？』
シンラとアーサーが吹っ飛ばされている。
一体何者...！？
家の角を曲がり、其の先に目を遣ると
『＿＿＿＿＿...鬼、？』
其れは人ではなかった。
"焔ビト"...でも、ただの"焔ビト"じゃない。
角...二本の角があるソイツは...間違いない。
紺炉が言っていた、鬼だ...！！
「うわあああああ！！！」
シンラの叫び声が聞こえ、もう一人新しい声色が響く。
「悪魔！！お前の炎は人を滅ぼす炎だ！！」
...白い装束？何モンだ、彼奴...！！
アーサーは鬼と戦闘中、一方のシンラは何かに取りつかれた様に呆然としていた。
『シンラ！！！』
「ハッ...あ、あれ！？Aさん！？」
【ゴオオォッッ】
シンラが正気に戻ったのとほぼ同時だった。
空から何かが勢い良く降り注ぎ、
彼奴の声がした。
「お
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陸玖(プロフ) - ななせさん» コメントありがとうございます！（泣） 駄文ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年1月3日 22時) (
レス) id: 1f019e150b (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 小説書くのがお上手なんですね!!これからも楽しみにしてます！夢主ちゃんが可愛いです… (2021年1月3日 21時) (レス) id: cde300d373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陸玖 | 作成日時：2020年12月11日 2時
