第百三十三話 ページ9
「ご、ごめんねお姉ちゃん！
え、でも本当にお姉ちゃんでしょ？」
「ゲホゲホッ…何を、言ってんだよ…？
僕の名前は黒狼A。
名字が違うだろ？」
「えー？お姉ちゃんだよ！絶対！」
「…その前に聞きたいことが一つある」
そう。これだけは聞きたい！
「転校初日に盗聴器五個も六個もつけられてる理由を教えてくれ」
《主、正しくは編入です》
「…編入初日に」
「…え？」
だってさ！？
鞄やら制服の襟の所やらに盗聴器仕掛けられてんの。
可笑しくね！？
「…本当だ。つけられてる」
響香ちゃんが確認してくれました！
ありがとう！
「…個性の影響だとは思う。
でも、元々の素材がそんな可愛くないと思うんだがそれは」←
「ちょ、A言い方変えよう？」
事実だよ。←
「転校初日にそれは無いと思うんだ！？
《主、編入です》
…面倒い。分かった。
ってか僕は“愛され”だとか“お姫様”とかは信じない…ってよりいるはずないと思うんだよ！
何だよ１００人中１００人が振り向く美女とか！
男女構わず惚れられるとか！
あ、愛され小説書いてる神様すみません！
…うん、話戻すけど。
僕は、『ふぇ？』とか『うぇ〜ん』とか言う人実際いないと思う！
いたらすみません！
そして愛され小説書いてる神様ごめんなさい！」
これはあくまで僕の考えですから！
「でもぉ、私よく言うよ？
ふぇ？とか言うよ？
それとねそれとね、今日ね、道歩いてたら付き合ってくださいって言われたんだ！
ねえ、お姉ちゃん、どう思う？」
「知るか、自分で考えやがれ！
はあ。取り敢えず、僕はこう考える。
お前のその個性は老若男女問わず効く個性だ。
…血縁者以外は。
僕は、結構強い個性だと思う。
だが、個性扱えなくてどうするんだよ。
せっかくのヒーロー向けの個性なのにさ。
しかも僕が個性強化したのに。
…何でだよ」
「ひっ、ごめんなさ…お姉ちゃ」
「だぁかぁら！
僕は君のお姉ちゃんなんかじゃない！」
「っ、だって！
お姉ちゃんだけが私の肉親なんだもん！
お父さんお母さん敵に殺されちゃったから！
だから！」
面倒いし、親殺したの僕っていうところ消さなきゃよかった。
頭をぐしゃぐしゃと掻き毟りこう言った。
「あ゛ー！本っ当にめんっどくせえ！
…先生、授業サボります。
説教後で聞くんで今は頭冷やさないと此処ぶっ壊しちゃいそうです」
返事は聞かずに走って教室から出た。
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リリムゥ - かげりんさん» 返信遅くなってしまいすみません！シリーズ最初から見ていただけてるとか…すっごい嬉しいです！面白いと言っていただけるととてもやる気がでます！これからも見てくださると嬉しいです！！ (2017年11月28日 15時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
かげりん - シリーズ最初から見てますけど、やっぱり面白いです!!サイコーです!更新頑張ってください。応援してます(´∀`) (2017年11月25日 10時) (レス) id: 01dfe19ebe (このIDを非表示/違反報告)
ウパメ(プロフ) - リリムゥさん» こちらこそ！よろしくお願いします(о´∀`о) (2017年11月19日 20時) (レス) id: c87849eac6 (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - ウパメさん» コメント、ありがとうございます！そう言っていただけるととても励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2017年11月19日 19時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
ウパメ(プロフ) - 返信が遅くなりすみません！設定が面白く、全て読ませていただきました！頑張ってください(*´∇｀*) (2017年11月19日 17時) (レス) id: c87849eac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2017年11月15日 20時
