第百三十六話 ページ12
「合理的じゃないな…。
お前があの爆発を起こしたのかって聞いてるんだ」
「YESかNOで聞かれれば、YES！
それと、ただの爆発じゃありませんよ。
水蒸気爆発です」
「そんなことはどうでもいい。お前は敵か？」
「んー…それは、如何でしょうねえ？
そこのお嬢さんに答え次第で敵にも味方にもなります」
「えっ、わ、私！？」
紳士らしく手で指したのは、姫亜。
ってか、此奴をお嬢さん呼ばわりすんの滅茶滅茶嫌なんだが…。
《辛抱してください、主》
分かってるよ。
次のセリフっと。
「そうです。
そこのとても可愛らしい、“元敵”さんに、です」
「なっ、元敵…！？」
ザワザワと騒がしくなる辺り。
「いやあ、貴方の個性で私も貴方に恋に落ちてしまったようでしてねぇ…。
他にも何人もの人に告白されてるそうじゃありませんか。
…おっと、私事でしたね。
話を戻しますが、貴方はヒーローになりたいんですか？」
「当たり前でしょ！
それに、元敵って…？
私、敵になんてなってないよ！」
「御冗談を。
貴方がやった事で被害にあった方が大勢いらっしゃるのです。
我が主もそうですよ」
「主…？お前には主がいるのか？」
「おっと、口が滑りましたね。
主は、知っていました。
あの少女達を誘拐し、男達に乱暴され、果てには殺される。
その事件を近々聞いた覚えはありませんか？」
「「「「！」」」」
「おや、此処の９割は知っているそうですね」
「真逆、あの…？」
「いや、でもあの事件の犯人達は全員捕まったはず…！」
「その真逆です。
主は、元々は誘拐されるはずではなかった。
“ある人物”によって依頼され、連れて行かれたのです！」
「何だと…！？」
「全員捕まった？
そんな訳ないじゃないか！
あの組織は、全国に居て、彼処がたまたま拠点だったというだけ！
他にも沢山いるんだよ！
…取り敢えず、私の主について、かなりの見当がついていると思います。
どなただと思いますか？」
すると、しょーとが一歩前に出てきて、こう言った。
「A、だろ」
「…………だいせ〜かい！
所で、貴方は轟焦凍君ですね！
主からよくお話聞いてます！
まあ、だからと言ってどうする訳でもありませんが！」
「いや、お前がAだろ？」
…はっ？
……おい、ラファエル。
一応聞いておくがこの予想は？
《…全く予想していない事態です》
でっっすよねー！
………どうしよ。
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リリムゥ - かげりんさん» 返信遅くなってしまいすみません！シリーズ最初から見ていただけてるとか…すっごい嬉しいです！面白いと言っていただけるととてもやる気がでます！これからも見てくださると嬉しいです！！ (2017年11月28日 15時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
かげりん - シリーズ最初から見てますけど、やっぱり面白いです!!サイコーです!更新頑張ってください。応援してます(´∀`) (2017年11月25日 10時) (レス) id: 01dfe19ebe (このIDを非表示/違反報告)
ウパメ(プロフ) - リリムゥさん» こちらこそ！よろしくお願いします(о´∀`о) (2017年11月19日 20時) (レス) id: c87849eac6 (このIDを非表示/違反報告)
リリムゥ - ウパメさん» コメント、ありがとうございます！そう言っていただけるととても励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2017年11月19日 19時) (レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
ウパメ(プロフ) - 返信が遅くなりすみません！設定が面白く、全て読ませていただきました！頑張ってください(*´∇｀*) (2017年11月19日 17時) (レス) id: c87849eac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2017年11月15日 20時
