出会い(後編)2 ページ6
〜ジンside〜
よし、これでユキ(名付けた)にこれを見せなくて済む。
俺はユキに黒い部分をみて欲しくないんや。
よぅし、これで本気を出しても大丈夫やな。
「オウラッ‼」
【ドカッ、バキッ】
え、弱っ。クソ、だけど頬に一発やられたな・・・。ちょっと痛むわ。
・・・え、?ユキの目が、開いてる?
・・・もしかして、見てた?
ついユキをジッと見つめていると、また慌ててゲソを隠そうとしていた。
「何で隠すん?自分の色、めちゃくちゃ綺麗やろ。」
あっ、声に出してもうた。まぁ、怪我してないかどうかが問題やな。
「自分、大丈夫か?」
・・・あぁ、震えとる。ユキ、ボーイが怖いんや。それなら、もう去った方がえぇな
ユキに背を向けて去ろうとしたら、いきなり肘あたりを掴まれた。そして、何処からか絆創膏を
取り出して貼ってくれた。そしてユキは去ろうとした。
今度は俺がユキの腕を掴んだ。
「なぁ、フレンドにならへん?ナンパから守ってやるわ。」
一か八かだった。
ユキは少し迷った末、「ハイ」と返事をしてくれた。
こうして俺のイカホには、《ミツキ》という名前が登録された。あっ、ユキじゃないんやな。
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氷翠 - 葉月さん» 最高だなんて・・・ありがとうございます!そういう風に言って頂けて凄く嬉しいです! (2020年1月7日 13時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - まさかハヤテが二重人格なのは驚きました。試合中のジンの言葉ほんとに名言で心に残りました。本当に最高な作品でした! (2020年1月4日 23時) (レス) id: c155a0c0f1 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - スピカさん» ありがとうございます!アイディアまとめたら頑張って作って見たいと思います! (2019年8月4日 23時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
スピカ - これ、ジンと付き合った後の続編が見たい! (2019年8月4日 11時) (レス) id: ee8cd3c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ドルフィン - 面白かったです。最後のどんでん返し・・・ビックリしました。 (2019年7月14日 12時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年7月2日 22時