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「相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めている可能性を知り」
相澤くんに目を向けて、また13号先生を向く。
「オールマイトの対人戦闘で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では……心機一転！ 人命の為に”個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」
”個性”は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にある。その言葉をしっかりと受け止めた。
「以上！ ご静聴ありがとうございました」
13号先生はぺこっとお辞儀をして締めくくる。
「ステキー！」とお茶子ちゃんは、はしゃいだ様子。
「ブラボー！！ ブラーボー！！」と声を上げる飯田くん。彼の拍手に合わせて、私たちも拍手した。
「そんじゃあ、まずは……」
相澤くんが言いかけたその時。何かに気がついたように振り返った。
視線の先を追いかけて背伸びをして見れば、施設の中央にある噴水前に黒い靄が現れていた。
「一かたまりになって動くな！」
相澤くんが叫んだ。
黒い靄は膨張して、中から様々な人が出てくる。
「13号！！ 生徒を守れ！」
「何だアリャ！？ また入試ん時みたいな始まってんぞパターン？」
「動くな！」
切島くんの問いにも、相澤くんは声を荒げる。
「あれは敵(ヴィラン)だ！！！！」
ーー…危機がきた。
「13号に……イレイザーヘッドですか……。先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずですが……」
黒い霧から、声が発せられる。黒霧だ。
「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
「相澤くんっ」
「わかってる、A」
相澤くんの腕を掴めば、掌が重ねられた。
「どこだよ……せっかくこんなに大衆引きつれてきたのに……オールマイト……平和の象徴……いないなんて……子どもを殺せば来るのかな？」
複数の手に掴まれた異形な姿の男・死柄木の言葉に、ゾッとした。
「敵ンン！？ バカだろ！？ ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ！」
切島くんが声を上げる。
「先生、侵入者用センサーは！」
「もちろんありますが……！」
百ちゃんの問いに、13号先生は答えるが、警報は鳴らない。
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BENI(プロフ) - 人間さん» 面白い、ありがとうございます！続き更新しました！これからも更新頑張りますね！ (2017年8月9日 7時) (
レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
人間 - 面白いです！続きが気になって仕方がありません！更新頑張ってください!! (2017年8月9日 0時) (携帯から) (レス) id: 4c296c8310 (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - となりさん» いつもドキドキと愛読ありがとうございます！ マイクくんとの絡みですか！ どうでしょう、難しいかもしれませんが考えてみます！ (2017年8月8日 9時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
となり(プロフ) - いつもドキドキしながら愛読させていただいてます！！マイク先生との絡みをリクエストしてもいいですか…？！ほんとこの作品素敵です涙 (2017年8月7日 19時) (レス) id: 8a86bba9fd (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - 魔都さん» ありがとうございます！直しておきました！ (2017年7月27日 7時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BENI | 作成日時：2017年7月15日 10時
