108 魔獣の森 ページ15
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「今回お世話になるプロヒーロー「プッシーキャッツ」の皆さんだ」
「連名事務所を構える4名一チームのヒーロー集団！」
デクいわく山岳救助等を得意とするベテランチームらしい。
キャリア12年なんて言うから「心は18」と猫パンチを喰らった。心は永遠の18歳な。
「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね。あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」
「遠っ！！」
指差された山のふもとは遥か遠く。
「え……？ じゃあ何でこんな半端なとこに……」
お茶子ちゃんに、一同はザワつく。
「いやいや……」
「バス……戻ろうか……な？ 早く……」
皆、嫌な予感しかしない。
「今はAM9：30。早ければぁ……12時前後かしらん」
「ダメだ……おい……」
「戻ろう！」
「バスに戻れ！！ 早く！！」
「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
生徒たちがバスに逃げる姿を私とデクは見送るしか出来なかった。
「諦めろ。皆。腹をくくるしかない」
「わるいね、諸君。合宿はもう始まってる」
私たちは土砂の波に呑まれて、森へと落ちた。
「私有地につき”個性”の使用は自由だよ！ いまから三時間自分の足で施設までおいでませ！ ”魔獣の森”を抜けて！！」
せめて体操服に着替えさせてもらいたかったものだ。
制服は砂と泥にまみれてしまう。ポンポンと叩きながら、埋まっていたお茶子ちゃんに手を貸す。
「”魔獣の森”……！？」
「なんだそのドラクエめいた名称は……」
「雄英こういうの多すぎだろ……」
「文句言ってもしゃあねえよ。行くっきゃねえ」
行くしかない。私も肩を回して行く準備をした。
すると、トイレに行きたがっていた峰田の前に、まさに魔獣と呼べる獣が現れる。
「静まりなさい、獣よ。下がるのです！」
「口田！！」
口田くんの個性は通じなかった。
生き物ではないのだと直感して、次に行動に出る。
爆破を利用して、炎の剣で叩き切る。
ほぼ同時に、デクも委員長も勝己も焦凍も攻撃した。
その後も魔獣は出た。山火事にしないように炎の剣はしまって、氷の剣で挑んだ。しかしこの暑さで砕けやすかった。
仕方なく電気の剣を出す。電気は消耗が激しい。三時間持つとは思えない。
節約しようと爆破メインの攻撃に変えて、女子達を気遣いながら進んだ。
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舞桜 - 面白かったです。 更新Fight です・・・。 (2017年10月23日 20時) (
レス) id: 0d8d084b09 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2017年9月18日 1時) (レス) id: 2701ea0710 (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - 魅宵さん» え、どこだろ探して直しますね！にやにこありがとうございます！ (2017年8月19日 14時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
魅宵(プロフ) - 梅雨ちゃんの苗字が蛙「吸」になってます。よんでていつもにやにや・・・いえ、にこにこしてます。これからも更新頑張ってください！！ (2017年8月19日 14時) (レス) id: db2d05fb2f (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - 星空りゅなさん» 面白い、ありがとうございます！大好きだなんてそんな！いずく君との絡み頑張ります。更新頑張ります！ (2017年8月2日 15時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BENI | 作成日時：2017年7月1日 17時
