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勝つ為には自分の得意分野を押し付けなければ。
炎の剣を出して、思いっきり切り掛かる。避けられるのはわかっていた。だから思いっきり振れるのだ。
BOOOM。
掠ろうとした時、爆破で防がれた。もう片方の手が向かってきたから、爆破で相殺する。
距離を置いて、瞬時に炎の剣を氷のトンファーに変えて、突進した。腹に氷のトンファーが入る。そのまま凍らせようと氷を広げた瞬間、爆破で阻止された。
「ずいぶん、誰かの真似が好きだな」
「上を目指してたら、そこに君らがいたまでのこと」
爆破は勝己を手本に、氷は轟くんを手本にした。
「これは上鳴くんの真似かな！？」
バチンと放電する。勝己が怯んだ隙に、トンファーを叩き付けて、場外まで吹き飛ばす。
しかし、勝己は爆破の爆風で場外を阻止した。
チッ。一筋縄ではいかないか。
〔魔剣！ まさにオールマイティ！！ 彼女の個性はなんでもありかぁあ！？〕
「おもしれえ！ 去年の比じゃねえな！？ いつの間に成長しやがった！！」
BOOM。と勝己から仕掛けてきた。
BOOM。と真っ向勝負をしてやる。
そこで、上段蹴りがされたから、仰け反って避けると腹にモロに爆破を加えられた。
〔モロに食らったー！？ 大丈夫か、魔剣！！〕
「かはっ！ ……っ！！」
右手を掴んで、凍らせようとするも、爆破で振り払われる。
私も爆破をして、距離を取った。痛い。
「ふー……」
一息ついて、もう一度構えた。と見せかけて、地面に手をついて氷結を向かわせる。
勝己は爆破を利用して容易く避けた。
それでもニヤリと笑ってしまう。歓声なんて聞こえない。遥か遠くに感じるだけ。
今はこの戦いを思う存分、楽しみたい。
電気の手裏剣を作り出して、放り投げる。それは間一髪避けた勝己の頬を掠めて、血を垂らした。
爆破で距離を詰めて、炎を纏ったパンチを食らわせる。モロに腹に入った。さっきのお返しだ。それから爆破を利用して、顎に蹴りをお見舞いしようとしたが、それは避けられた。
それからは、爆破と爆破の押し合い。
BOOM。
BOOM。
BOOOM。
互角じゃないが、踏ん張って対抗する。
爆発の中で見えた勝己の顔には、やはり笑みがあった。
同じ気持ちなんだ。楽しくてしょうがない。
私も堪んないよ、勝己。
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BENI(プロフ) - 藍色さん» 素敵な作品だなんて照れます！これからもきゅんきゅん出来るよう頑張ります！(p〃д〃q) (2017年6月22日 8時) (
レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - とても素敵な作品で、きゅんきゅんしながら読んでます！笑更新楽しみにしてます！！！！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - crossmarian4272さん» 貰うから発言！ニヤニヤきゅんきゅんできましたか！これからですよ（笑）感想をありがとうございます(〃ゝω・人) (2017年6月20日 19時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
crossmarian4272(プロフ) - かっちゃんに貰うからって言われた途端ニヤニヤときゅんが一気に来て止まらない(笑) (2017年6月20日 18時) (レス) id: 378ff66d8d (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！！(〃ゝω・人)私もかっちゃんと轟くん推しなので、自分でもニマニマしながら（笑）楽しんで更新したいと思います！ (2017年6月20日 15時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BENI | 作成日時：2017年6月20日 14時
