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次は私の出番だ。私対常闇くん。向き合って、会釈をする。
常闇くんの場合、二対一って感じだ。黒影に注意しながら、場外に押し出す算段を練らなければならない。逆に押し出されないようにする。
私も常闇くんも速攻で個性が出せるタイプだ。勝負は合図とともに始まる。
〔START！〕
「黒影！」
黒影が常闇くんの中から現れた。真っ直ぐ向かってきたそれを、爆破で防いだ。
涙目で黒影が身を引く。効果覿面？
近付きながら氷の剣を作ったが、ぶつかってきた黒影に容易くパリンと壊された。もう一度ぶつかろうとする黒影を爆破すれば、また身を引いた。やっぱり爆破が効果的みたいだ。
ならば、と炎の剣を作った。すると涙目になって黒影は炎の剣を嫌がった。
ん？ もしかして。
ある可能性に気が付き、私は一旦炎の剣をしまった。
わざと隙を作り、黒影を誘い込んだ。
瞬時に、両手を翳して電光を放つ。
「ひゃ！」
黒影は確かにそんな悲鳴を上げた。
私はニヤリと笑う。常闇くんは焦った顔をする。
飛んで常闇くんに突進すると、常闇くんは黒影を盾にしようとした。また電光を放てば、「ひゃん」と黒影が引っ込んだ。
そのまま、常闇くんを押し倒すようにねじ伏せた。
バチバチと鳴る電気の剣を突きつければ、黒影は涙目になって萎縮する。どうやら光がだめらしい。
「弱点みーつけ。私の勝ちだ」
「……まいった」
笑って見せれば、下にいる常闇くんは観念した。
「常闇くん降参！ 三回戦進出、魔剣さん！」
ミッドナイト先生が告げる。
私は立ち上がって、常闇くんに手を差し出す。常闇くんはそれを受け取って立ち上がった。
「相性が悪かったね、常闇くん」
「完敗だ、魔剣」
「Aでいいって。常闇」
そのまま握手をする。
二回戦、最後の試合は切島対勝己。私の次の相手だから、見守った。
切島は硬化で爆破をしのぎ、よろけもしない。硬いだけではないみたいだ。硬化の切島の猛攻が続き、切島が優勢に思われた。
〔ああー！！ 効いた！！？〕
しかし、勝己の爆破が効いた。
「てめェ全身ガチガチに気張り続けてんだろ。その状態で速攻仕掛けてちゃ、いずれどっか綻ぶわ」
切島に効いた途端、勝己は間入れずに爆破を続け様に喰らわせる。まるでさっきの仕返しのようだ。
「死ねえ！！！」
最後の一発で切島は倒れた。
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BENI(プロフ) - 藍色さん» 素敵な作品だなんて照れます！これからもきゅんきゅん出来るよう頑張ります！(p〃д〃q) (2017年6月22日 8時) (
レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - とても素敵な作品で、きゅんきゅんしながら読んでます！笑更新楽しみにしてます！！！！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - crossmarian4272さん» 貰うから発言！ニヤニヤきゅんきゅんできましたか！これからですよ（笑）感想をありがとうございます(〃ゝω・人) (2017年6月20日 19時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
crossmarian4272(プロフ) - かっちゃんに貰うからって言われた途端ニヤニヤときゅんが一気に来て止まらない(笑) (2017年6月20日 18時) (レス) id: 378ff66d8d (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！！(〃ゝω・人)私もかっちゃんと轟くん推しなので、自分でもニマニマしながら（笑）楽しんで更新したいと思います！ (2017年6月20日 15時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BENI | 作成日時：2017年6月20日 14時
