【ヒロアカ】フェニー【轟焦凍】 (ページ44)

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43 一面地雷原ページ44

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　けれども、デクくんが轟くんと爆豪くんに足をかけて、ロボの破片を地面に叩きつける。また爆発してピンクの煙で、行く手が塞がれた。

〔緑谷、間髪入れず後続妨害！！なんと地雷原則クリア！！イレイザーヘッド、おまえのクラスすげえな！！どういう教育してんだ！〕

　マイク先生の声を聞きながら、煙に噎せる。
　見れば、轟くんと爆豪くんはもう先を進んでいた。
　デクくんの姿はない。

〔さァさァ序盤の展開から誰が予想出来た！？今一番にスタジアムへ還ってきたその男ーー…緑谷出久の存在を！！〕

　一位はデクくんがゴール。歓声が聞こえる。
　二位は轟くん、三位は爆豪くん、そして四位は私。
　続々とゴールインしてきた。

「予選通過は上位42！！！残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい！まだ見せ場は用意されてるわ！！」

　ミッドナイト先生の司会の元、次に移る。

「そして次からいよいよ本選よ！！ここからは取材陣も白熱してくるよ！キバリなさい！！さーて、第二種目よ！！私はもう知ってるけど～～何かしら！！？言ってるそばから」

　ドゥルルル、とモニターが回転するとバーンと映った。

「コレよ！！！！」

　騎馬戦。参加者は2～4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらう。基本は普通の騎馬戦と同じルール。違うのは、各自にPが振り当てられていること。騎馬の組み合わせによって、Pが違うのだという。
　42位が5P。41位が10Pという具合に5Pずつ上がる。
　そして。

「1位に与えられるPは、1000万！！！！」

　バッと誰もがデクくんに注目をした。

「上位の奴ほど狙われちゃうーー…下克上サバイバルよ！！！」

　デクくんは見るからに大量の汗をかいた。

「上を行く者には更なる受難を。雄英に在籍する以上何度でも聞かされるよ。これぞ Plug Ultra！予選通過一位の緑谷出久くん！！持ちP1000万！！」

　制限時間は15分。騎手はP数が表示された”ハチマキ”を装着。終了までにハチマキを奪い合う。取ったハチマキは首から上に巻くころ。ハチマキを取られても、また騎馬が崩れてもアウトにならない。

「”個性”発動アリの残虐ファイト！でも……あくまで騎馬戦！！悪質な崩し目的での攻撃などはレッドカード！一発退場とします！それじゃこれより15分！チーム決めの交渉タイムスタートよ！」

　たった15分。私の持ちPは195。誰と組むべきかと考えていれば、声をかけられた。その後の記憶は曖昧だ。