【ヒロアカ】フェニー【轟焦凍】 (ページ19)

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18 予感ページ19

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「ただのマスコミが雄英のセキュリティを破るなんてすごいよね」
「！ ……ああ、確かに変だな」

　このままうやむやにしてしまおうと話題を振る。濃厚な密着の件は置いておいて、この事態を不審に思う。強行突破までして、オールマイトの取材をしたかったのだろうか。マスコミの目当ては、教師をやっているオールマイトだ。

「Aちゃん、ここにいたのね」
「梅雨ちゃん！いたー！」

　はぐれた梅雨ちゃんを見つけて安堵する。無事だった。百ちゃんも捜そうと、轟くんに「じゃあね」と一言伝えてから梅雨ちゃんと屋外へと出た。百ちゃんとも無事合流。

「むー……」
「どうかしたの？赤音ちゃん、胸を押さえて」

　左手で胸の真ん中を押さえていれば、梅雨ちゃんに尋ねられた。私は苦笑して摩る。

「ううん、なんでもない」

　と答えた。
　胸の熱さと予感さえも、今は無視した。

　食堂の活躍があってデクくんから、委員長は飯田くんに決定した。それもいいと、私も大賛成。