【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛 ２【男主】

「ぐうの音。」 ページ9

「…ｻﾙﾏﾈごときじゃあ…この俺様は倒せない。絶対にな。」


「……。」


「ｸｸ…しかしやるじゃねｪーか！あの時すでに、俺の"水分身の術"はｺﾋﾟｰされてたってわけか…。


分身の方にいかにもらしいｾﾘﾌをしゃべらせることで…俺の注意を完全にそっちに引きつけ、本体は"霧隠れ"で隠れて俺の動きをうかがってたって寸法か。


…けどな。」


そうか、やはり。


「俺もそう甘かぁねーんだよ。」


「!!!」


本物の再不斬がはたけの背後に現れた。


はたけは目を見開いていた…きっとここまで徹底しているとは思ってもみなかったのだろう。


そこからはたけと再不斬の激しい小競り合いが始まった。


…そろそろ行くか？だが、まぁ…いっか。


別にｱｲﾂがどうなろうが俺には関係ないし興味もない。


が、…とりあえずは死にそうな一歩手前まで放置。


さーて何かいい植物はないかな〜…。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



『ふむ…こんなものだな。


さてとこっちは…あぁ、満身創痍か。』


「ｯお前！今までどこに行ってたｯ!!」


『植物採集に…と、たいへんそうだな。助けてやろうか？』


「…ぐｯ！」


ぐうの音も出ないとはよほどらしい。


やれやれ…。

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