【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛 ２【男主】

「叫び声。」 ページ18

「…ﾎﾞｸはただの忍びではありません。」


『ほう？』


今までじっと聞いていた白が急に声を上げた。


「白！」


「ﾎﾞｸは氷遁の血界限界を持っています、ですから…。


再不斬さんではなくこのﾎﾞｸを！」


『……。』


氷遁の血界限界？


確か水遁と風遁を合わせて使うと聞いたが…。


『確かにそれは魅力的だがな……。


先にお前よりｺｲﾂだ。』


「っく…!!」


さてと…そろそろ戻るか。


懐から解毒薬を取り出して再不斬へ放り投げる。


『解毒薬だ。即効性だが副作用がｷﾂｲ。


まず3日は動けないと覚悟しておけ。』


「……。」








「「ｷﾞｬｰｰｰｰ!!」」


『？』


家に入ると皆の叫び声が聞こえた。


『何かあったのか。』


「ん？あれA。どっか行ってたの？」


はたけが起きていた。


…もう少し早く帰ってきた方がよかったか。


『……。


周りの様子を見に行っていた。』


「何かあった？」


きっとｺｲﾂは再不斬のことでも疑っているんだろうな。


ここで何もないと答えたら、逆に怪しまれるか…？


「A？」


『…二人ほど、人を見かけた。』


「人ｫ？んなのどこにでもいるってばよ。」


『それが再不斬とあの仮面のﾔﾂだと言ったら？』


「「「!!!」」」

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