【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛【男主】

「飲み潰れ。」 ページ41

そして、朝。


ﾘﾋﾞﾝｸﾞは死屍累々だった。


飲み潰れた野郎共が横たわっていた。(もちろん兄様は除く)


小南「おはようA。」


『ん。』


小南「軽いものだけど作ったわ。今日も何かあるんでしょう？」


『と言っても迷子の畜生探しだ。5分もいらん。』


昨日帰りにﾌﾟﾘﾝﾄを渡された。


ﾗﾝｸはD。その時の顔と言ったら…。


小南「そうね。最初はそんな任務ばかりだから…。」


『…いつ始まるんだ？』


小南「まだ分からない。


でも少なくともAは木ﾉ葉に1年…いえ、半年もいなくていいと思う。」


『そうか。』


例の計画はまだ準備段階らしい。


ｻｿﾘ「A、早いな。」


『兄様、おはよう。


大丈夫？』


ｻｿﾘ「あぁ。」


さすが兄様。


ｻｿﾘ「…にしても何だこの有様は。」


小南「ごめんなさいねA。こんなつもりはなかったんだけど…。」


『大丈夫だ。久しぶりに皆の顔を見れて嬉しかったし。』


ほっとできたのは気のせいじゃない。


ｻｿﾘ「右腕の調子はどうだ？」


『まだ使ってない。使える場面がなかなかなくて…。』


ｻｿﾘ「使ったらまた文を寄越せ。」


『うん。』


…そろそろ時間だ。


『じゃあ行ってくる。』


「「いってらっしゃい。」

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