【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛【男主】

「ﾎﾞﾝｸﾗ。」 ページ37

そしてうちはも弁当を差し出した。


ｻｸﾗ「ｻｽｹ君も!!」


ｻｽｹ「大丈夫だ、今はｱｲﾂの気配はない。


昼からは全員で鈴を取りに行く。


足手まといになられちゃこっちが困るからな。」


『俺も入るのか。』


ｻｽｹ「当たり前だ。」


…なんて自分勝手な。


ついに春野も弁当を差し出した。


ﾅﾙﾄ「へへへ…ありがと。」


と、ﾅﾙﾄが言った瞬間。





ﾎﾞﾝｯと煙が上がった。


…移動してきたか、さてどう出る？


念の為にｸﾅｲを構える。


ｶｶｼ「お前らあぁあ!!」


ものすごい形相でこちらへ走ってきた。


間近まで来たとき、





ｶｶｼ「ごーかっく！」





にっこり笑いかけてきた。


『……。』


ｶｶｶｶｶｯ


ｶｶｼ「…あのさぁ、せっかく合格っていったのにその仕打ちはないんじゃない？」


『紛らわしいんだ、ﾊﾞｶめ。』


構えていたｸﾅｲを投げつけてやった。


皆は茫然としている。


『おい、お前ら嬉しくないのか。


合格だぞ。』


そう声を掛けるとﾊｯとしたように動き出した。


ｻｸﾗ「合格!?何で!?」


ｶｶｼ「お前らが初めてだ。


今までの奴らは素直に俺の言うことを聞くだけの、ﾎﾞﾝｸﾗどもばかりだったからな。」

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