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屋上行こう。



そう決意した6時間目

あいかわらず空街は変わらない景色だ









HRが終わり、宮近くんは一瞬私に目配せをして、

中村くんと教室を出て行った。






「よし、行こう」









教室を出かけたその時





上「Aさん、ちょっといい?」

最悪だと思った。

それに笑顔の奥に怒りが募っているように見えて、

心が折れそうになった。



「ごめんなさい。どうしても外せない用事があるの…」

上「どんな用事なの?」



「そ、それは、」

上「ふふっ言えないんだ〜」



きっと見透かされているんだ、

どうしようと、思考を巡らせる。



上「場所を変えましょ。連れてって」


監視役だった2人に強く手を引かれる

「痛いっ」

父さんに殴られた傷が痛む




「離してっ!」

上「うるさいわね。少し黙れないの?」






されるがままに手を引かれ、

着いたのはプールサイド




なんでプールが開いてるんだ。と、

先生を恨みそうになる。



上「ねえAさん。私、2つ聞きたいこがあるの」


「な、なに」


上「私、なんて言った?」


「え?」


上「宮近くんや中村くんと話すな。

って言わなかったっけ?」


「っ、それはっ!」


上「黙って。ま、それはいいわ、

一瞬だったようだし、知らなかった事にしてあげる」


なんて上から目線なんだろう、

はやく屋上へ行かなければいけないのに。



上「2つ目、もしかして貴方、宮近くんと中村くんと夏祭りへ行くつもり?」









なぜそれを知ってるのか、

思わず驚いて、動揺を隠すことが出来なかった。

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みろこ(プロフ) - すごくいいお話です、。更新がんばってください!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: e88739cb4f (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - めっちゃ面白いです!! (2019年12月10日 23時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅 孔 雀 | 作成日時:2019年11月30日 23時

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