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宮近 side
Aちゃんを送った帰り道
全てをAちゃんから聞けて
距離が近くなった気がして俺も嬉しかった
「これからもっと仲良くなれたらいいな」
そんな事を考えてたら家に着いた
Aちゃんの家から俺の家まで
そこまで距離がないらしい
「ただいま〜」
母「おかえり〜あ、海斗!!」
「へ?なに?!」
母「コーラ、開けっ放しで家出たでしょ」
「うそっ、まじごめん」
母「もう!次から気をつけてよ?」
「わかった、ごめんね。」
慌てて家を飛び出したから
コーラの存在を忘れていた
ひとつに集中すると周りが見えなくなっちゃう
俺の悪い癖
「お風呂入って寝よ」
…
「ふ〜さっぱりした〜」
俺は適当に明日の準備をして
ベッドに寝転んだ
ぼーっと真っ白な天井を見つめる
「Aちゃん大丈夫かな」
俺、心配することしか出来ない
助けたいとか言って俺に何か変えれるの?
「Aちゃんの親父さんはどうすんだよ」
俺にどうこう出来る問題じゃないよな
変えれるのか?本当に
「俺、自信ないな…カッコ悪ぃ」
弱気になって夜の波にのまれそうになる
「あー!駄目だ!俺はAちゃんを笑顔にする!
…そう、それだけなんだ。」
考えたらキリがない
もう深くは考えないようにしよう
1人で葛藤してたら
いつの間にか眠っていた
…どうにか助けてあげられますように。
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みろこ(プロフ) - すごくいいお話です、。更新がんばってください!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: e88739cb4f (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - めっちゃ面白いです!! (2019年12月10日 23時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅 孔 雀 | 作成日時:2019年11月30日 23時