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初めて視線を交わしたあの夜は土砂降りでまともに顔も見れなかったし、
今日の朝だって目を合わさなかった。
だけど宮近くんが急に話しかけてくるから…
反射的に顔を見つめ目が合ってしまった。
濃い眉毛に可愛らしいたれ目。俗に言うイケメン(?)
宮「俺さ、Aちゃんと仲良くなりたい」
宮近くんは積極的にものを言う人なんだろう。
「私と仲良くなっても無駄だよ」
はぁ話せるチャンスだったのに、
また突き放すような言い方をしてしまった。
宮「無駄かどうかは俺が決める。なんでそんなに冷たいの?あっ、俺のこと嫌い?」
笑いながら宮近くんは言う。
こんなにも突き放しているのにぐいぐいと話しかけてくれる宮近くんは素敵な優しい人だなぁって思う
「いやっ、そうじゃないけど…」
嫌いだなんて思ってもないし、
むしろ救ってくれた恩師みたいな存在。
私はどう返事したらいい?
困惑してると、
宮「ははっやっとまともに話してくれた!」
またそうやって笑ってくれた。
私はこの人に助けられてばっかり。
そうしているうちに
4時間目が始まるチャイムが鳴った
こんなにあっという間な休み時間はいつぶりだろう
少し楽しかったなぁ…宮近くんありがとう。
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みろこ(プロフ) - すごくいいお話です、。更新がんばってください!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: e88739cb4f (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - めっちゃ面白いです!! (2019年12月10日 23時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅 孔 雀 | 作成日時:2019年11月30日 23時