赤いリードと緑のベンチ TH

17.どうしてくれんの ページ17

．









テテ「あっ待って！」









彼女がいるであろう人とキスをしてしまった私は・・







その場から咄嗟に逃げてしまった









善悪だけは分かっていたつもりでいたのに…









それ以前に








何年もキスから遠ざかっていた私は








手すら繋いだ覚えもなく








男性に対して免疫力がついているわけがなく








段階を踏まなきゃ、心の準備だって…









それなのに







一瞬にして心まで奪われてしまって









本当に




どうしてくれるのキム テヒョン・・









「・・っ"、」









色んな感情が交錯して





何故か数年ぶりの涙が溢れてきて・・









よりによって







なんであの人なの・・









．









．









次の日の散歩はお母さんに任せてしまった









母「今日ね、チョコのこと知ってるのか、男の子が話しかけてきたよ。」




「っえ、そうなの・・」





母「その子もワンちゃん散歩してたよ。知ってる子？」









．









．









．









何日か散歩に行かないでいたのに







チョコの方から



私に散歩をせがんできて









母「やっぱりAがいいみたいよ。」









休みの日だから時間をだいぶずらして出かけると








やっぱりあの道の方を行きたがるチョコに負けて歩いていると







遠くから



リードを引きずるように走って向かってくるヨンタン









「ヨンタンっ・・！？」





タニ「キャンッ！」









屈んだ私に飛びつくようにジャンプをして来たから抱きかかえて









「タナ、アッパはどうしたの？


どうやってここまできたの？」









話しかけていると









．

18.動揺→←16.マジで何…TH

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す