鉄帽子の遣い様は"偽り"を愛す.2【家庭教師ヒットマンREBORN!】

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ツナside


ツナ「母さん飯まだ〜？」



いつもなら晩ご飯出来たら呼びにくるはずなんだけど…。


できるのもいつもより遅いし…。




ラン「ガハハハ！」


イー「〜〜！！」



あ、ランボとイーピン。


ランボ、なんか鶏肉みたいなの持ってる。



ツナ「なんだ。もうできてんじゃ…。」



"ん"と言おうとしたオレの目の前には、




ツナ「すげーごちそー！！」




な、なんだよコレ…。


しかもまだ作り続けてるし！




ビア「ツナ、これはどういうこと？」


フゥ「ツナ兄が100点とってきたとか？」




二人にそう言われて、今日一日を振り返ってみる。


…テストは…0点だったし、廊下で転けるし、ボールが顔面に飛んできたし…。



……改めて考えるとほんと情けない。




ツナ「…普通に今日もダメライフだったけど…。」




考えても分からないから、やっぱり直接聞こう。




ツナ「母さん！」


奈々「！あらツっ君〜♪」




ブンブンと包丁を振りながら話す母さん。


危ないって！



ツナ「どーしたんだよ？何か態度変だよ。」



奈々「そうかしら？

そーいえばツナにまだ言ってなかったわね。」




？


オレに言ってなかったこと？




奈々「2年ぶりに、お父さん帰ってくるって。」




！！？


父さんが帰ってくる！？




ツナ「えっ！？…なっ……はぁ〜〜！？」


フゥ「？」

ビア「そんなに驚くこと？」




だって…父さんは…。




ツナ「父さん、蒸発したんでしょ！？」


奈々「やーねー。ツナったら！

だったらツナの学費や食費は誰が稼いでるの？」




……確かに、言われてみればそうだ。


ちゃんと連絡とってたのか…。




ビア「まあツナの勘違いは分かるけど…。

私はパパンの事を話すのはタブーだと思ってたもの…。」


フゥ「僕は死んじゃってるのかと思ってたよ。」




母さん、父さんは消えたって言ってたのに…。


それは、父さんが"オレは消えて星になった"と言っとけと言われたらしい。



……納得できるか！！



ビア「で、いつ帰ってくるの？」


奈々「もうすぐよ。絵ハガキが来たの！」




そう言って渡されたハガキを見る。


そこには南極か北極とおぼしき場所。



…………。




ツナ「石油出んのかよここ！！？」

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