鉄帽子の遣い様は"偽り"を愛す.2【家庭教師ヒットマンREBORN!】

〜64〜 ページ16

Aside



…骸クンも趣味悪いよなぁ。


僕なんかにキスして、いつか後悔すると思うけど。



ツナ「…あの三人…どーなっちゃうの？」


リボ「罪を裁かれ、罰を受けるだろーな。」




ツナとリボーン君の会話に耳を傾ける。


ま、軽くはないだろうね。




リボ「…オレ達の世界は甘くねーからな。」




リボーン君のその言葉で少しの沈黙。


その沈黙を破るように医療班がやって来た。



ランチアさんはすぐつれてかれたらしい。




…復讐者クン達、容赦無いなぁ全く…。


ランチアさん、なーんもやってないのに。




A「…。」



皆、傷だらけで運ばれてく。


確か山本はもうすぐ大会かなんかだったような気がするんだけど…。




ツナ「みんな…。」



ツナも心配そうに全員の顔を見つめる。


その時、




ﾋﾞｷｯ




なんかすごい音聞こえた。


……何の音…？




ツナ「い"っ！？」



あ、ツナか。




ツナ「ぐわーっ！いてぇ！！何コレ！？」




体中が筋肉痛になっちゃったらしい。


体中って…。



リボ「小言弾のバトルモードはすさまじく体を酷使するからな。」


A「さっきまでの負担が痛みになって返ってきたんじゃない。」



ツナ「うそぉ！！？」




まだ体ビキビキいってる。


こっちにまで聞こえてくるって相当だよね。




ツナ「がっ！」




あ、気失っちゃった。


そんなに痛かったのか。




リボ「こりゃがっつり鍛えねーとな。

でも、9代目の指令は合格だぞ。よくやったな。ツナ。」


A「ま、僕には遠く及ばないと思うけどね。」



リボ「………。」




ん？


リボーン君、なんでそんなキツい視線を送ってくるんだい？




リボ「A。」

A「はい？」


リボ「お前は、オレ達の敵か？それとも味方か？」




……うん。聞かれると思った。




A「…僕は、どっちでもない……中立かな。」




そこらへんは僕にも分かんないや。


……この立場であるかぎりは誤解をまねく時もあると思うけどね。




リボ「…なら、敵ではねーんだな？」

A「うん。」


リボ「…そうか。それならいい。」




"担いでくれ"と、言われたので抱っこしてあげた。


そしたらものの数秒で眠りにつかれた。



……早ぇなオイ。




そのあと、医療班の人達と一緒に病院へ向かった。


リボーン君も、起こしちゃ悪いし寝かせとこ。




A「……おやすみなさい。皆。」

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