無意識に選んだカレ ページ43
智「どうしたの?」
『あっ、あの...』
智「ちょっとスタッフさん呼んで来るからね」
ちょうどこっちの現場に来た山下さんが来た
男の子の手をぎゅっと握って、気付いたら涙を流してたわたし
目の前では男の人と、さっきファンだと言ってくれた女の人が言い争っている
「あのおじさん、Aちゃんに帰れ!って言った」
智「どういうこと?」
理解できてない男の子と、心配して下さる山下さん
山下さんはわたしたち2人をロケバスの方へ連れ出してくれた
智「Aちゃんのマネージャーさん、いますか?」
マ「はい、わたしです
どうかしっ...A!!どうしたの?!」
山下さんに呼ばれて作業をやめたマナさんが、ポロポロ涙を流すわたしを見て驚いている
「おじさんがAちゃんの悪口言ってたよ」
智「スタッフさん、言い争ってるエキストラがいるんで、対応お願いします」
「わたし行きます」
「こんなこと今までなかったのに...」
「Aちゃん今日でオールアップなのに、かわいそうに」
スタッフさんたちがざわついて、最後の最後で空気を悪くしてしまった
『すみません...』
愛「Aちゃんは悪くないわよ、こっち来て、少し休もう」
ロケバスの奥の席に招き入れてくれた愛未さん
スタッフさんが男性を注意して、エキストラから外した
マ「A、何があったの?」
『男の人が急に来て... 非国民、帰れ!って...』
内容を知られて空気を悪くしないように、韓国語で話すわたしたち
マ「そんな...
ごめんね、守れなくて...
今日でアップだし、伸ばせないのは分かるわよね?」
『大丈夫、撮影、行けるよ
切り替える... ちょっとだけ、電話して来てもいい?』
マ「いってらっしゃい」
マナさんに見送られて電話をしに行ったわたし
いつもだったら迷うことなくチャンミンオッパの名前をタップしてたんだろうけど、
涼「もしもし、Aちゃん、どした?」
無意識に指先が選んだのは、涼介くんだった
『なんでもないの、ただ、ちょっと声が聞きたくて...
ごめんね、忙しいよね』
涼「だから、忙しかったら出ないから!
気にすることないよ... むしろ嬉しいし」
優しい彼
電話だともっとゆるくて、まったりとした話し方になるから心が落ち着く...
『ちょっとね、現場でいろいろあって...』
涼「そっか
今日でオールアップだって大ちゃんに聞いたよ」
『うん... だから切り替えなくちゃね』
涼「そうだね
乗り切って、仕事終わったら会お? 何時でもいいから...」
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あこ(プロフ) - そうなんですね！全然大丈夫です笑 これからも応援してます！！！頑張ってください^ ^ (2017年10月13日 21時) (
レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あこさん» コメントありがとうございます！大好きと言っていただけて嬉しいです！！パスワード設定のものは、パスワードがかかっていない同じタイトルのものと同内容です。フラグ指定されたため、作り直したため二つあります！紛らわしくてすみません！！ (2017年10月13日 21時) (レス) id: 71643337e2 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 初めまして！この作品大好きです！！あの、パスワードが掛かっているのが見たいのですが、どうすれば見られますか？ (2017年10月13日 20時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2017年9月22日 18時
