ファン以上 恋人未満？-Ryosuke.Y-

妹離れ ページ35

“チャンミンです こないだの話の続き できますか?”


会うことになったけど、さすがに2人で会うのは目立ちすぎるわけで


俺は圭人を、先方は相方のユノさんを連れてくることに


圭「緊張するね、山ちゃん」


涼「あぁ、けど正直に自分の気持ちを言うまでだよ」


圭「やっぱり山ちゃんかっこいいね」


カッコつけてないとやってらんないよ


お二人より先にお店の個室に着いた俺たちは、ソワソワしながら待っている


チ「お待たせしました」


ユ「こんにちはー」


涼圭「こんにちは」


オーラと存在感がすごい2人 座っていても見上げるほど


ユ「ユノユノです よろしく
うちの弟と妹が迷惑かけたみたいで、ごめんね」


薮ちゃんみたいな雰囲気の、ユノさん


チ「チャンミンです
時間とってくれてありがとうございます」


丁寧な言葉遣いのチャンミンさん
Aちゃんに習ったのかな、なんて考えてしまう


涼「山田涼介です」


圭「岡本圭人です」


自己紹介をして、飲み物と食べ物を注文した


ユ「いやー、ジャニーズってやっぱりすごいね!
キラキラしてる! ね、チャンミン」


チ「ヒョン?」


じろっとチャンミンさんが睨むと、へへっと笑ったユノさん


2人の前にコーヒーが
俺たちの前にコーラが来て


涼「あの、Aちゃんのこと、俺本気ですから!
軽い気持ちなんかじゃないです」


びっくりしたように目を開いたチャンミンさん


ユ「よかったじゃん、チャンミナ
本気だって... そろそろ妹離れする頃じゃない?」


圭「妹離れ...?」


チ「勘違いさせてたらすみません
俺とAは付き合ってません」


ユ「ぼくたちはAのお兄ちゃん代わりみたいなものなんだよ」


圭「よかったね、山ちゃん」


付き合ってなかったのか、よかった...


チ「Aは寂しがりやなので、居場所になる人が必要なんです
Aが本当に愛する人を見つけて結ばれるまで、俺が責任を持って守るって決めたんです」


カッコイイ...


ユ「Aが最後の恋をしてからずーっと彼女作ってないんだよ」


笑ってるユノさんだけど、それだけ真剣だってことを伝えるために言ったんだ


圭「山ちゃんも、ずっと一途に片想いしてるんです!
俺は自信を持って勧められます!」


圭人ぉ


チ「Aから、少し聞きました
...Aは傷付きやすい子です
日本デビューしたてで不安もたくさんあります
Aに何かあったら許しません...
...だけど、Aを幸せにできるなら...応援します」


涼「もちろんです!!」

知らなくてイイこと→←逃げ道の作り方

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す