＜ご褒美＞ ページ11
＜睡眠＞を閲覧されてない方はそちらを先に読まれてからの方がよりお楽しみ頂けると思います。
(相互さんリク)：＜睡眠＞の続き
｢お疲れさん、今日も起きてるのね｣
『クザンさんに会える気がして』
｢あららら、俺的には大人しく寝て欲しいんだがなァ〜｣
『嫌です』
｢そんなハッキリと｣
よっこせ、とまた昨日のように私のベッドに座るクザンさんが｢頑張って学校に行ったAちゃんにご褒美として俺に『私が寝るまで手を繋いで欲しいです』
｢俺まだ…、まぁいいや｣
頬を軽くかいた後にクザンは足を組み、己の膝に肘をついて顎に手を添えながら
｢手を繋いでるだけでいいの？｣
『ん"ーーーーーｯ!!』
｢冗談に決まってるでしょうよ｣
なんてくつくつ笑いながら、私の手を握ろうとするクザンさん。
色々な意味でしんどい私は反射的に手を引きそうになったが、リーチなんて頭に負けているので直ぐに私の手はクザンさんの手に収まった。
『デカい』
｢俺と何cm違うと思ってるのよォ｣
『ひｯ』
手を繋いだだけの彼の手が私の指と指の間に動き始めた。
｢どした｣
『クザンさ、それは、あか』
｢あーこれ、いや？｣
なんて恋人繋ぎをしてくるクザンに私はもう言葉が出なかった。
『い"やじゃないです……ｯ』
唇を噛み締めながらそう返すと
｢んじゃこのままで｣
なんて、辛い、推しがｯ……
『ん"ーｯ』
｢寝る気ある？｣
〇：(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Marubox | 作者ホームページ：https://twitter.com/maru_kibun
作成日時：2020年8月25日 18時
