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両チームの選手が全員揃いそれぞれアップを始めた為、俺たちはボールに気をつけながら自由に見学していた。
俺はやっぱり彼女が気になってそれとなく追いかけてみた。
彼女は外野でフェンスを見ている。
何してるんだ？
コ｢榊選手、何してるの？｣
｢あー君か。フェンスの高さの確認だよ。登れたらホームランボールをフライにする事も出来るからね。...って君、野球の事わかる？｣
コ｢うん、多少はわかるよ｣
｢なら良かった。サッカーも良いけど野球も面白いから。今日の試合で興味持ってくれると嬉しいな｣
コ｢え？サッカー？｣
｢君、サッカー少年でしょ？｣
コ｢どうしてそう思うの？｣
｢歩美ちゃんがボールを落とした時、足で受け止めたから。とっさに足がでるのは普段から足を使ってるスポーツをしてる子の特徴。｣
コ｢でも、足を使うのなら格闘技だって...｣
｢ボールをコントロール出来るのはサッカーだけでしょ｣
コ｢...すごいね。名探偵みたい｣
｢そんな大層なもんじゃないよ。君、名前は？｣
コ｢江戸川コナンだよ｣
｢へ〜君の方こそ探偵に縁がありそうな名前じゃない｣
コ｢うん！僕、探偵になりたいんだ！｣
｢そっか！じゃあ私が困ったらコナンくんに依頼しようかな｣
コ｢まかせて！｣
｢ふふ！期待してるよ。小さな探偵さん♪｣
かなり観察力のある人だな。
そして年の割にかなり落ち着いてる。
｢ところでコナンくん｣
コ｢なぁに？｣
｢あの安室って人、コナンくんの知り合い？｣
コ｢そうだよ｣
｢あの人って...｣
｢警察官？｣
え？
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作者名：bell | 作成日時：2018年7月20日 20時
