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俺らは急いで榊の部屋に行った。


卓「遥輝!ちょっと待った!」

西「なんすか!?」


俺は部屋に入ろうとした遥輝を俺は止めた。

一応釘さしておかなきゃな。


卓「良いか?落ち着いて話すんだぞ。榊がなんで引退なんて言い出したかわからないうちに前みたいに怒鳴りつけんなよ」

西「わかってるっす...」


遥輝を落ち着かせていると中の声が漏れ聞こえてきた。


『……巨人としてはそうはいかない』

『確かにな...』

『私も今回の事件の原因です。原因の選手が1人辞めれば少しは免罪符になるでしょう』


あいつ…

今回の事件の責任を全て負うつもりか?


『まさか自分が辞める事で遥輝を守ろうと考えてんのか?』


!?


西「ふざけんな!」

「「「「「遥輝!!」」」」」


あのバカ!


卓「遥輝、落ち着け!」

西「お前が俺の代わり?そんなこと出来るか!お前が俺の代わりなんて100年早いんや!」


こいつ、どこに怒ってんだよ...


卓「落ち着けって!お前、そんなこと言いにきたわけじゃないだろ!」

西「やって!」

卓「やってじゃない!」


スッパーン!


西「いってぇ!」


大将が思いっきり遥輝の頭をひっぱたいた。


中「話が進まん!邪魔すんならお前出てけ!」

西「大将!俺は…」

中「お前が何やったか榊が大体調べててわかっとる!お前はとやかく言える立場やない!わかっとんのか!」

西「だから俺が悪いんになんでこいつが引退するんや!?俺のせいなんに…」

栗「遥輝、落ち着きなさい」

西「監督!」

栗「凛も1人で解決出来る問題じゃないんだ。わかっていること、考えていることをすべて話しなさい」

「……」

中「俺もキャプテンとしての責任がある。話、聞かせてもらうで」

「…今回のテロは私個人を狙ったものです」

西「それは俺がテロリストに話したからで…」

「私はテロリスト一味の1人に恨みを買っています」

「「「「「「「え!?」」」」」」

「西川さんは利用されただけです。もちろん内部情報を漏らしたことに関しては問題ですが私がいなければ起きなかった問題です。私が離れれば球場が狙われることはありません。万事解決です」

卓「だから引退を?」

「はい」

安「ですがあなたが買った恨みは逆恨みです。あなたは被害者なんですよ」

宮「逆恨み!?榊、悪ないやん!」


榊は余計なこと言うなって顔で安室って人を睨んでた。

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作者名:bell | 作成日時:2018年7月20日 20時

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