これが通常

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中「遥輝が…なんで？」

安「僕が知っているのは接触したという情報のみですが、凛さんはなにか他にも知っているんじゃないですか？」

「……」

安「黙っていてもすぐにバレます。何せ防衛相、警視庁、公安、FBIが動いているんですから」

栗「凛、教えてくれ。お前は何を知っているんだ？」

「…私は事件後、西川さんの態度が気になってすぐに彼の周囲を独自に調べました」

拳「ずっとホテル内にいたのに！？」

「今はパソコンを使えば調べる方法なんてたくさんありますから。仲間もいますし、情報収集は得意なんです」


おそらく人工知能の律というのを使ったんだろうな。


「西川さんは事件の数日前、飲み屋でテロリストと会っています」

鍵「遥輝はテロリストと知り合いだったのか？」

「おそらくテロリストが西川さんのことを知っていて声をかけたんだと思います。内部の情報を得るために。日本語がしゃべれる陽気な外国人なら警戒心も薄れるでしょう。お酒の力も入れば口も軽くなる」

中「遥輝が手引きしたっていうんか？何のために？」

「私が見た飲み屋の防犯カメラの映像ではただ愚痴を言っているだけです。粗い映像の読唇術での解析なので100％正確ではありませんが私の話題も出ていました。その中でテロリストに「君が気に入らないものはすべてなくしてあげる」と言われています」

コ「それに西川さんがのったってことか...」

「本気には捉えてないと思うわ。相手がどんな奴か知らないわけだし。そんなわけないだろって思いながら話してると思う」

宮「ああ...あいつならありえるな...」

安「その一件があるから事件後、西川さんの様子が変だったんですね」


でもだからって彼女が辞める必要はないはずだ。


「悪意があって話した訳じゃないし、結果がどうあれ刑事責任はないはずです。でも球団として、特にホームを壊されてる巨人としてはそうはいかない」

栗「確かにな...」

「私も今回の事件の原因です。原因の選手が１人辞めれば少しは免罪符になるでしょう」

中「まさか自分が辞める事で遥輝を守ろうと考えてんのか？」


バン！！


西「ふざけんな！」

「「「「「遥輝！！」」」」」

卓「遥輝、落ち着け！」


西川さん、中島さんと外で聞いてたのか。

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