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朝食を食べ終えて俺は中島さんのところへ行った。

連れて来られた場所はホテルの1室。

おそらく彼の部屋なんだろう。

部屋には中島さんの他にも選手がいた。


鍵「卓。その子がさっき言ってた子?」

卓「そう。コナンって言うんだ」

コ「江戸川コナンだよ!」

鍵「俺は鍵谷陽平って言うんだ」

宮「宮西尚生。みんなに宮さんって呼ばれてるからそう呼んで」

コ「うん!よろしくね、宮さん鍵谷さん!」

宮「おう!」

鍵「よろしく。今日来てもらったのはコナンくんに聞きたい事があるからなんだ」

コ「僕に聞きたいこと?」

卓「ああ、あと1人来るからちょっとまって」


ガチャ


中「悪い。遅なった」

コ「あ、中田さん!」

中「よお、コナン」

宮「やっと来たな」

中「遥輝の様子見てたんすよ」

宮「ああ...」


選手から見ても西川さんの様子っておかしいのか?

何か隠してる感はかなりあったけど。


コ「西川さんっていつもと様子違うの?」

卓「ああ...あいつバカはやるけど普段は落ち着いてるやつであまり声を荒らげたりはしないんだ」

コ「そうなの?昨日、すごく怒ってたけど」

鍵「俺らも驚いたんだ。翔さん、あいつなんであんな事を?」

中「腹が立ったの一点張りや。男に引っ付いて喜んでるやつはろくな奴やないって」

卓「安室って人から近づいていたのに」

コ「むしろ喜んでくれてた方が楽なんだけどねぇ」


逆に邪険に思ってるしな。


宮「榊はいつも通りに見えたけど何かあったんか?」

コ「最初は警護を断ってたんだ。自分の身は自分で守れるって。でも監督さんが警護を受け入れるように説得して安室さんがついたんだ」


監督さんがいなかったら警護なんて出来やしなかっただろう。


コ「凛さんは嫌々だから安室さんへの警戒心は半端ないよ」

中「嫌がってる割には近づくのを拒否はしてへんかったな」

コ「安室さんの狙いに気付いたからだと思うよ」

鍵「狙い?」

コ「もし凛さんが狙われてるなら常に引っ付いてる人がいたら引き離そうとするんじゃないかと思ったんだ。だから安室さんは過剰に凛さんに引っ付いて様子を見たんだ」

卓「榊はそれに気付いたからそのままにさせてたのか?」

コ「うん。凛さんの洞察力と観察力はすごいよ」


だから彼女は1人でも大丈夫って言ったんだろう。

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作者名:bell | 作成日時:2018年7月20日 20時

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