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榊さんは大きくため息をついた。
「安室さんには危ない所を助けて頂いたし大変感謝しています。しかし、私の身の回りの事に関してはお気遣い頂かなくて結構です」
安「何故ですか?僕はこれでも探偵です。ボクシングも得意ですし洞察力にも自信があります」
小「まあ私程ではないですがね」
おっちゃんの言葉、今は誰も聞いてないぞ。
榊さんは強く拒否してるけど安室さんはのらりくらりと推してるし…
まだ話は続きそうだと思ったが決着をつけたのは意外な人物だった。
栗「凛。警護の話を受けなさい」
「監督!?」
栗「安室さんとおっしゃいましたね?この事件が原因で凛や選手の周りはマスコミが増えるでしょう。凛はマスコミに謂れのない話題を提供したくないと考えています。この意味がお分かりでしょうか?」
安「ええ。僕もあまり目立ちたくないタイプなのでマスコミ関係者や周囲には特に気をつけると約束しますよ」
目立ちたくない割には警察の前でFBIにケンカ売ってるじゃねえか…
栗「では凛をお願いします。凛、今までは関係者と共にこれ以上君へ危害が及ばないように対応してきたが今回の事は今までの比ではない。関係者しかいない場所で起こってしまった事件で関係者を頼るのは余りにも危険なんだ。わかってくれるね?」
「…わかりました」
栗「良かった。では安室さんよろしくお願いします。犯人逮捕の為に、私も協力を惜しみません」
安「ありがとうございます。では早速ですが榊さんが普段出入りする場所に僕も入れるようにして頂きたいのですが」
栗「それならすぐ手続き出来ます」
目「我々警察とあとついでに毛利くんも手続きをお願い出来ますかな?」
栗「わかりました。ですが皆さん一度事務室へ来て頂かなくてはいけないのですがよろしいですか?」
目「わかりました。医務室の出入り口に警官を配置します。榊さん、我々が戻ってくるまでこちらにいて頂けますか?」
「はい」
磨「私たちも一緒にいます」
目「ではお願いします」
俺たちは一度医務室を出ることになった。
念のため榊さんのベットの裏に盗聴器をつけとこう。
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作者名:bell | 作成日時:2018年7月20日 20時