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174 S.O ページ26

遥輝さんに起こしてもらってフラフラしながらAちゃんの病室へ連れて行ってもらった。


ゲン「この部屋で警備を固めます。ベッドも用意しましたのでお休み頂けます。食事も手配していますので」

増「ありがとうございます」

ゲ「お嬢も直に目を覚ますでしょう。ゆっくり休んでください」


ゲンさんが部屋を出て、みんなが椅子やベッドに座っても僕はAちゃんの側を離れようとしなかった。


中田「翔平、少しは休め」

宮「体壊しちゃ元も子もあらへんぞ」

大谷「はい...」


大丈夫だと言われてもAちゃんが目を覚ますまで安心できないよ...

Aちゃん...

早く起きて...

僕は彼女の手をぎゅっと握りしめた。









ん...

朝...?

あのまま寝ちゃったんだ

僕の手とAちゃんの手は繋がれたまま。

彼女はまだ目覚めていないんだ...


「うぅ...」

大谷「え?Aちゃん?」

「ん...」

大谷「Aちゃん!目が覚めたの!?Aちゃん!」

杉「ふわぁぁ...翔平...?」

中「...A!?気がついたんか!?」


僕の声でみんなが起き始めた。


「翔平くん...」

大谷「良かった...本当に良かった...」


ゲンさんが僕の声を聞いたのか慌てた様子で部屋に入ってきた。


ゲン「お嬢!」

「ゲンさん...」

ゲン「良かった...ここは病院です。身体に違和感はないですか?」

「大丈夫...翔平くんは怪我はない?」

大谷「僕はまったくの無傷だよ!それよりもAちゃんの怪我が...」

「私は大丈夫。急所は外してたから。私のせいでごめんね」

宮「なんもAが謝る事ないやろ。悪いんはいきなり襲って来たやつなんやから」

「いえ...違うんです...」


Aちゃん?

なんか、いつもと表情というか雰囲気が違う?


「今回の事件の黒幕は聖という男です」

中田「そいつはなんで選手を襲ったんや?」

「...その原因は私です」

石「Aちゃんが原因?」

卓「どういう事?」

「...聖は私が表にいることが気に入らないようです。選手を襲い、聖が黒幕である事に私が気付けば聖を止めに私が裏に戻ると思ったんでしょう」

西「なんやそれ...」


Aちゃんが目当ての黒幕...

いったいどうしたら良いんだろう...

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作者名:bell | 作成日時:2017年9月13日 1時

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