幸福の賛美歌 4 (ページ21)

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「さらにジャンクキッズは今ここにいる選手たちも襲っています。あなたは選手、球団にとって悪い事しかしてないんですよ」

中「悪い目に会わんために黒幕隠してもお前のやっとることは警察に突き出されてもしゃーないで？」

宮「謝ったって許されへんことをお前はしとるんやからな」

神「そんな...話が違う...」

「どんな話ですか？」

神「言うことを聞けば大谷さんと付き合えるって言われて...」

大谷「僕！？願い下げなんですけど！？」

卓「本人前にしてはっきり言うな」

神崎さん、すごくショック受けた顔してるけどまあ自業自得よね。

「私なら裏稼業の人間紹介しろって言われた瞬間に誰かに危害を加えると考えるから絶対に紹介しませんけどね」

神「まさか代表選手を襲うなんて思わなかったのよ！」

代表選手じゃなかったら良いの？

本当に終わってる。

「で、黒幕は誰ですか？」

神「...この人よ」

神崎さんは名刺を出した。

そこにはサンライズという会社の谷崎と言う名前があった。

「この人に直接会ったんですか？」

神「そうよ」

西「サンライズって聞いたことないな」

杉「俺は東京で聞いた事あるような気がする」

「...調べてみる必要がありますね。この人に紹介した裏の人間は卍一族だけですか？」

神「ええ...」

「ジャンクキッズは？」

神「2つのグループを紹介したわ。1つは昨日、私があなたに仕向けた奴らよ」

「じゃあもう一つは選手達を襲った奴らですかね。リーダーはこいつ？」

私は彼女に写真を見せた。

神「そうよ。まさかこいつらも捕まえてるなんて...」

「大した事ない奴らでしたよ」

神「あんた何者なの？」

「選手達を守るために来た者です。なのでこれからあなたを警察に引き渡し、今回の事は球団はもちろん、あなたの親御さんにも報告します」

神「そんな！」

「当たり前でしょ。選手が怪我を負うところだったんです。下手したら一生野球が出来なくなるかもしれなかった。そんなとこして許されるはずがないでしょう」

神「......」

「それに、本物の歌姫は敵に優しくはないんですよ」

神「え...」

「話はここまでです。ゲンさん！」

ゲ「はい。後はお任せください」

彼女をゲンさんに任せ、とりあえずファイターズでの仕事は幕を下ろした。