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彼女は怒気を孕んだ瞳のまま、無言でロッカールームを出て行った。
神崎さんが出て行って平和になったロッカーではみんなが雑談をし、着替えて帰っていった。
残ったのは事件を知っているメンバーだけ。
石「それにしてもあいつすっごい形相しとったけど大丈夫なんか?」
増「翔平、お前いらないこと言ったぞ」
大谷「僕!?」
ゲ「いえ、逆に良かったかもしれません」
良かった?
「さっき言ってた面白いことと関係あるの?」
ゲ「この前捕まえたジャンクキッズの中に依頼人を知る者がいたんです」
西「じゃあ黒幕がわかったんですか!?」
ゲ「黒幕ではなくても近づける可能性は大です」
「依頼人は誰?」
ゲ「歌姫です」
は?
中「歌姫って...」
宮「なんやそら?」
ゲ「ジャンクキッズは無限城の歌姫から依頼を受けたと言っていました。東京出身で歌姫の事を知っていた彼は依頼を漏らせば歌姫に殺されると思って隠していたようです」
卓「命の危険があるのにそいつよく喋ったな」
ゲ「警備をつけ、必ず守れると約束したらすぐ話しましたよ」
簡単だなそいつ...
ゲ「そして神崎さんについてもいくつかわかりました。こちらが資料です。今日の大谷さんの発言で動き出すでしょう」
「...なるほど。早ければ今夜中だね」
宮「大丈夫なんか...?えらい物騒な人物が出て来たみたいやけど」
「大丈夫ですよ。私、負けませんから」
その日の夜
選手たちを寮に送って、私は1人歩いていた。
...3人
いや5人かな。
男1「内田あきらだな」
「誰?」
男2「お前に恨みはないがここで死んでもらう!」
一斉に襲いかかってくる男たち。
結果は...
分かり切ってるでしょ♪
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作者名:bell | 作成日時:2017年9月13日 1時