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まさかこんな状態になるなんてなぁ...
宮「ほんまにあいつムカつくんやけど」
大谷「ムカつくのはわかりましたからAちゃん離してください」
宮「イヤや」
神崎さんとの会話を聞いた宮さんの怒り具合は本当に凄いものだった。
怒りに任せて殴りに行こうとしてたからね。
それを止めるために私が宮さんに抱きついたら落ち着いてくれたんだけどそのままぬいぐるみ状態になってしまった。
増「それにしてもあの子、本当になんとかならないのかな？いい加減、我慢の限界なんだけど」
武「お前、最近まで興味なさそうにしてたじゃん」
増「Aちゃんと比べると非常識さがより目立って我慢出来なくなりました」
私も常識から離れた世界にいたからあまり自信ないけど...
コンコン
卓「どうぞー」
ゲ「失礼します」
大谷「ゲンさん！」
ゲ「...何やらすごい状態ですね」
西「ゲンさんもなんか言うてくださいよ〜」
ゲ「私としてはそのままの方がお嬢が無理しないのでありがたいです」
中「確かに離したら飛び出していきそうやな」
「私は一体どんな人間に見られてるんですか...ところでゲンさん、どうしたの？」
ゲ「お嬢に頼まれていた調べ物をしていたら面白い事がわかったんです」
「「「「「面白いこと？」」」」」
杉「それってどんな...」
ガチャ
神「みなさぁーん！」
...ここって選手ロッカーだけどスタッフはノック無しで良いもの？
神「明日の予定表を持ってきましたぁ〜」
武「ありがとう...そこ置いといてくれる？」
神「大谷さんどうぞぉ〜」
大谷「どうも...」
武田さんの話、聞いてない...
宮「(ボソッ)ほんまイライラする...」
「宮さん落ち着いてくださいよ」
宮「わかっとる」
宮さんは私を抱きしめてる腕に力を入れた
神「み、宮西さぁん？何されてるんですかぁ？」
宮「別に」
神崎さんは私の状態を見ると顔を引きつらせて宮さんに話しかけた。
宮「用事終わったんなら出てってや」
神「内田さんもいるじゃないですかぁ〜」
増「彼女は選手全員と監督にも認められてるから大丈夫」
増井さんの言葉にどんどん彼女の形相が変わっていく。
西「てか宮さんはやくAちゃん離してくださいよ！」
宮「イヤや〜」
武「子供か！(笑)」
大谷「嫌でも離してください！Aちゃんは僕のです！」
あ...
翔平くんの言葉で彼女の瞳に怒気が宿った。
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作者名：bell | 作成日時：2017年9月13日 1時
