164 S.N ページ16
杉「見ました?神崎の顔」
中「ぶっさいくな顔しとったな」
卓「大将、言い方...」
西「しゃーないっすよ。ホンマの事ですもん」
ホンマにあの女、許せへん。
自分の事、棚に上げてA悪もんにしようとして。
ついには監督にまで監督失格とか言いやがる。
イライラしたままグラウンドに行ったら俺にビビった他の選手が拳士達に理由を聞いて納得しとった。
谷「大将、気持ちはわかりますけどそろそろ殺気しまってくださいよ〜」
中「しまえるんならとっくにしまっとる」
岡「空気が重い...」
仕方ないやろ。
中「...守備練前にもう1回フリーバッティングやってくるわ」
ボール打ったら少しはスッキリするやろ。
栗「お疲れ」
「「「お疲れ様です!」」」
西「あれ?Aちゃんと一緒じゃないんすか?」
一緒に来るって言ってたよな?
栗「ああ...神崎さんとのやりとりを宮に知られてしまってな。機嫌が悪くなった宮を彼女に宥めてもらってるんだ」
宮さんも知ったんか。
宮さんは俺以上に手がかかるで。
石「宮さんも大人なんだから切り替えてくださいよ〜」
卓「Aちゃんを宮さんに取られたからって駄々こねるなよ」
石「こねてません!」
栗「そこら辺にして守備練やるぞー」
結局、Aは守備練が終わってもグラウンドには来なかった。
若い奴らは肩を落として、ロッカーに引き上げると...
「「「何してんすかー!!!」」」
宮「お前らうるさい」
西「いや原因、宮さんや!」
中「ホンマ何してんすか...」
ベンチに座った宮さんは足の間にAを座らせ、後ろから抱きついとった。
Aは小さいからすっぽりと宮さんに包まれていてぬいぐるみ状態や。
宮「やってこうしとるとイライラが収まるんやもん」
石「もんとか言っても可愛くない!」
何人かでぎゃーぎゃーと大騒ぎ。
大人と子供の区別が付かん奴、多すぎやろ...
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作者名:bell | 作成日時:2017年9月13日 1時