幸福の賛美歌

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あれから1日経ってようやく調べがついた。


蛮「...それ、本当か？」

「うん。間違いないよ。近々動き出す。でもいつ動き出すかはわからないんだよねぇ。だから...」

士「動物達をそいつらに集中させとけば良いんだな」

「そゆこと。宿舎内はネズミ達なら見張れるかな？」

士「ああ」


士度くんは口笛を吹いて動物達に指示を出す。

士度くんの口笛は獣笛と呼ばれ、吹くだけで動物達と意思の疎通ができる。

便利だよね〜


銀「俺たちはどうするの？」

花「向こうが動き出すのを捕まえてデータを奪還するしかないので動物たちからの連絡待ちですね」

蛮「猿回し。情報逐一回せよ」

士「言われなくてもわかってるよ。うっせーな」

蛮「なんだと！」

「いちいちケンカしないでよ。とにかく全員奴らの動きに注意すること！いいね？」


みんなと作戦を立て、敵がいつ動き出しても良いように準備に取り掛かった。





翌朝


山「Aさん！おはようございます！」

大「Aちゃん！俺と一緒のテーブルにおいでよ〜」

大谷「Aさん、俺らの席なら静かですよ」



この時点で騒がしいわ！


「私はもう済みましたので皆さんでゆっくりされて下さい」


選手たちの護衛は奪還屋組がやってくれる。

私と花月くんの情報組は敵が動き出す兆候を調べなきゃ。


柴「おはようございます」


次から次へと人が来るな...


「おはようございます」

柴「Aさん、今晩パーティがあるの知ってます？」

「パーティ？」

柴「俺もさっき知ったんです。パーティって言ってもただの食事会みたいなものらしいんですけど」


食事会...

誰が主催なの？

これは会長か秘書と連絡取って調べなきゃいけなさそう。


柴「それで良かったら俺と...」

坂「Aー！今日のパーティ俺と回らん？」


また人が来た...


柴「坂本さん...今、俺が喋ってたんですけど」

坂「すまんすまん！急を要したもんで」

柴「...絶対ワザとでしょ」

坂「それはどうやろな〜」


なんか2人で盛り上がってるし、後は2人で喋っててもらおう。


「すいません。私は仕事がありますので失礼します」


更に騒ぎ出した2人を置いて、私は仕事に取り掛かった。

もしかしたら今夜動き出す！

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