37 ページ39
元々関わるつもりもない。
仕事が終われば二度と会うことはないんだから。
秋「あなたは一体何者ですか？」
「ただの医務室員見習いです」
秋「内田とどう言う関係ですか？」
「他人ですが？」
私の答えに納得がいかないのか、秋山さんは眉間にしわを寄せた。
秋「正直に答えてください」
「私は正直に答えています。内田さんとはここで初めてお会いしたんです。関係も何もないでしょう」
秋「内田があなたを見る様子がいつもと違うんです」
「だからなんですか？」
秋「なんだって...」
「内田さんが私を見る様子が違うから私が悪いんですか？彼が私の所為だと言ったんですか？」
秋「それは...」
「私は選手とは必要最低限の関わりしか持っていませんし、持とうともしていません。私から選手に声をかけるときは仕事が関わっている時だけです。内田さんとの会話も自己紹介だけです。これ以上私は何をしたら良いんですか？」
そこまで言うと秋山さんは黙り込んだ。
花「そこまでにしたらどうですか？」
「花月くん...」
花「Aの言い分は最もですが相手を煽ってどうするんです？」
「煽ってるつもりはないけどね」
花「全く...」
秋「あなたは？」
花「サポートスタッフの風鳥院花月と申します。僕は彼女の幼馴染でもあります」
秋山さんは目を見開いた。
花「彼女は仕事をしに来ています。遊んではいませんよ」
秋「遊んでるとは言っていません。ただ内田に関わらないようにと...」
花「これ以上、関わらないようにすれば彼女は仕事放棄になりますよ。内田さんに対して仕事をしない状況をあなたは黙認出来るんですか？」
花月くんも煽ってんじゃん。
秋「...失礼しました。ですが内田に必要以上に関わらないようにお願いします」
秋山さんはそれだけ言うと去っていった。
花「...なんなんですあの言い方」
「ほっといて大丈夫だよ。私達には関係ないから」
花「あなたも後で僕たちに説明があるんですよね？」
「終わったら全部話すよ」
山「Aさーん！話終わりました？」
医務室にいた山田さんたちが寄って来た。
坂「そろそろ飯の時間やし、食堂行こうや〜」
「皆さんで行かれてください。私は仕事がありますので」
深く関わるつもりなんて毛頭ないよ。
それがみんなにとって良いことなんだから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うちほた(プロフ) - bellさん» 漫画全巻持ってるくらい大好きです！更新楽しみに待ってます！ (2017年2月17日 11時) (
レス) id: 69b4c20639 (このIDを非表示/違反報告)
bell(プロフ) - うちほたさん» うちほた様☆感想ありがとうございます！GetBackersをご存知の方がいて嬉しいです。亀更新ですが是非お楽しみください！ (2017年2月17日 10時) (レス) id: 6c4ac958f9 (このIDを非表示/違反報告)
うちほた(プロフ) - GetBackers懐かしいです！大好きな漫画だったので、嬉しいです！ (2017年2月17日 9時) (レス) id: 69b4c20639 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bell | 作成日時：2017年2月10日 23時
