幸福の賛美歌

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-「A...A...あきら！」

「えっ？あ、銀次さん」

銀「どうしたの？ぼーっとして」

「いや...なんか意識飛んでた」

夏「疲れてるんじゃないですか？たまには休まなきゃダメですよ」

「うん。ありがとう夏実ちゃん」


ここは裏新宿の喫茶店、ホンキー・トンク。

私たちの溜まり場だ。


ポ「ほら、あきら。エスプレッソでも飲んでけ。シャキッとするぞ」

「ありがとマスター」


マスターのコーヒーは絶品なんだよね〜

苦味の中に旨味が広がるエスプレッソ最高！


蛮「ポール、俺にはブルマンな」

ポ「お前は今までのツケ払ったら入れてやるよ」

蛮「仕事入ったら払うって言ってんだろ！」

銀「そういや最近お仕事ないね〜」

蛮「お前は余計な事、言うんじゃねえ！」

銀「いだっ！！」

「も〜美堂くん、銀次さんにあたらないでよ」


この2人はいつもこんな感じ。

でも仲良いんだよね。


カランカラーン

扉が開いて誰か入って来た。


「あ、士度」

士「よぉ」

蛮「猿回し！てめえ何しに来やがった！」

士「お前に用はねぇよ。俺は仲介屋に呼ばれたんだ」

銀「え！？ヘブンさんに！？」

「ヘブン姉に呼ばれてるんなら仕事の依頼だろね」

蛮「俺らの仕事取りやがって！」

士「俺のせいじゃなくてお前らの信用度の問題だろ」

蛮「何だと！？」

ポ「ケンカは店の外でやってくれー」


カランカラーン


へ「ヤッホー」

花「皆さんお揃いですね」

「ヘブン姉、花月くん」


仲介屋のヘブン。
お姉ちゃんみたいで大好き。

花月くんは見た目は女の子みたいだけど実は怒ると怖い。
普段は優しいお兄さん。


蛮「おい！ヘブン！！なんで俺らのとこじゃなくて猿回しに仕事回してんだよ！」

へ「私もプロだから適材適所で仕事振ってるのよ」

蛮「俺らは成功率100%だぞ！」

銀「そうそう！ほぼ100%なんだから！」

蛮「お前はほぼを付けるんじゃねぇ！」

銀「いたー！！」


全く...

騒がしいったらありゃしない。


へ「ハイハイ。今回はあんた達にも仕事があるのよ。Aにもね」

「へ？私も？」

へ「今から依頼人のところに行くから。全員付いて来て」


全員ってまさか...


へ「今回はチームで動いてもらうわ」


ケンカっ早いのいるけど大丈夫なの？

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