概括【トワイナイト・コート】前半 ページ2
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2016年9月15日
二月に一度のAの母親との密会に向かったAと中川は、そこで当主の罠に嵌められ、捕らえられる
目的は一つ
宵宮の“悲願”である、呪霊_通称“覃己”の受肉を果たす事
“縛り”によって“覃己”に肉体を捧げられるのは宵宮の血筋のみ
当主は実の娘の身体が“器”に成長した頃を見計らって計画を実行したのだ
受肉はこれまで一度も成功した事がない
そのため当主は従来の方法をやめ、その真逆__
“器”を優しく献身的に扱うのではなく、徹底的に追い込む事にした
手始めに、Aの母親を彼女の眼前で惨殺
Aの精神が極めて不安定の状態で受肉を施した
結果は、成功。
“器”の肉体が残る例は過去にはなく、身体に纏う呪力も大きく変化した
しかし、Aは“器”としてはあまりに適性があった
“覃己”の自我を抑え込み、宵宮Aの意識で目覚めたのだ
想定外の結果に当主は憤慨
Aの自我を追い詰める為に、最悪の手段を取る
__それが、中川Aの殺害
母親の死、続いて最も慕う中川の死
Aの精神は酷く追い詰められ、漸く“覃己”が表に顕れる
“覃己”は、当主の言う“悲願”と、1000年前に宵宮当主と結んだ“縛り”の確認を行うと、その場を去る
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9月16日
伏黒がいつも通りに登校すると、学校で異常事態が発生
自身のクラス内にどうやら呪霊がいるらしき騒動
呪力から特級と判断した伏黒は五条に連絡を入れると、周りの生徒を避難させようと動くが、突如教室内に引き込まれてしまう
引き込んだ“覃己”との対峙
Aの姿の“覃己”に翻弄され、瞬く間に追い詰められた所を現着した五条に救われる
そして、五条は中川の死を“覃己”から聞かされる
取り乱す五条。とめる伏黒。表に戻るA
Aに中川の事を問い正すと、Aは軽いパニックを引き起こす。全てを悟った五条はAを気絶させると、宵宮家を壊滅させる事を決める
しかし、伏黒の必死の引き留めで、一旦保留に。五条はその場から去る
代わりに、五条からAの拘束を言われた伊地知が現れ、伏黒と共に高専に向かう事となる
その道中、伏黒はAの今後について聞く
伊地知から告げられたのは、
呪術規定に則った、無慈悲な死刑宣告だった
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作者名:さくや | 作成日時:2023年10月10日 17時