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chapter 70 ページ20

*





―――俺は、フラれましたよ









「―――」

『マサ先輩?』









「…うん、なんでもない」





永田、あいつ



Aのこと好きだったのか。









*





電車の窓から見える景色は
とっくに暗くなっていて

隣に座るAは、
昼間と寸分変わらない様子で。





大学の仲間にもみくちゃにされたり、
ボールを出したり、





「オフなのか、何なのか。わかんないじゃん」



そう言って笑った俺に



『そんなの、先輩だって一緒じゃないですかー』



って笑った。









…いつの間に告白なんてされてたんだろ。









「…まあ、知ってたけど」



『?何がですか?』





「お前がもてること」
『はっ!?!?!?!?』





きょとん顔から大きな目を更に大きくさせて

モテませんよ私!

なんて、凄い勢いで振り返る。





ギャーっと騒ぎながらこっちを向いたAの額に、
頭突きをするように体を傾ける。





『いでっ』





その一撃で大人しくしているAは
なかなかの従順型だ。









俺の顔のすぐ下にある、小さな顔に愛しさが、









あふれる。









*









「A、」





『…はい?』









*









「好きだよ」









「A」









「初めて見たときから」









『…え―――?』





*









帰宅ラッシュを過ぎた平日ど真ん中の電車内には
多くもなく、少なくもない乗客がいて。





内緒話をするにはちょうどいいくらいで。





「―――好きだよ」



そう言われて、
頭上の先輩の顔は見れないで、

思わず向かいの窓を見た。









『―――っ!』





夜空に写るマサ先輩の顔に、
視線に



まっすぐにぶつかった。





*

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Yuri(プロフ) - KANNAさん» コメントありがとうございます(*´ェ`*)笑っていただけました??キュンキュンしていただけました??(;▽;)嬉しいです!!個人的に健太郎さんのギャグパートが書いてて楽しかったです。笑 お気遣いと労いの言葉にも救われる思いです…ありがとうございます( ; _ ; ) (2016年6月12日 16時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - キュンキュンもして・・・本当に楽しい作品です!お仕事の合間で負担になるかもしれませんが、もしまた新しいストーリーを書いて下さったら飛びついて読みます!笑 最高です!お疲れ様でした(*^^*) (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - 読ませて頂きました。ストーリーもそれぞれの考えや言葉も本当に素敵で声に出して笑うこともあれば、 (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - じじさん» コメントありがとうございます(;▽;)イキナリでも予告ありでもなんでも構いません!!嬉しいです!!(;▽;)幸せに…なってもらえたなら本当に、作って良かったなぁ!!って思います。ありがとうございます。 (2016年6月11日 3時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
じじ(プロフ) - 初めまして。全部読ませてもらいました!とっても感動し、幸せな気分を味わえるお話でした(*^ω^*)作者さんの書き方?描写?がとっても好きです!!次作とか作る予定があればぜひ楽しみにしています゚(゚´Д`゚)゚。いきなりコメントしてすみませんでした(><)笑 (2016年6月11日 1時) (レス) id: 0114c047a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuri | 作成日時:2016年1月9日 0時

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