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chapter 67 ページ17

*





「Aさんおはようございます!」

『んうう!?うん!おはよう!』

「あはは。何ですかそれ。あはは」









俺の練習、ちゃんと見ててくださいねー!



なんて言って駆けて行く後姿。
(こっちの気も知らずに…)





『………』





『こっちの気って、なんだ?』








『…んーーー!?』









この前の一件以来、石川くんを見るたび
あの時の光景がフラッシュバックする。
(どうしたんだ自分、)









目の前で上下する胸と、揺れる銀色。





『―――っ、』





ぎゅうぎゅうに引っ付かれることなんて、今までたくさんあったのに…。





『…何故』



「…」
『………あっ。マサせんぱ、』
「変な顔してる」
『ひどい』



じっとりした目で先輩を見つめる。

だけど、まるで効果がないのは
今までの付き合いでよーくわかっている。



(くそう…)





「ねえA」

『…なんですかー』



不貞腐れたような私の返事を、特に気にする様子もないマサ先輩は
手に持っていたボールをポーンと、空に投げて続けた。





「明日の午後、オフじゃん」





―――ポーン





「慶大、夜練なんだって」





そこまで言って、私をじっと見る。









『―――っ、行きます!』



『行きましょう!』





「―――じゃあ。練習終わったら、食堂で」









フッ、と笑う先輩の顔はとても穏やかで、
その顔を見るだけで、ほっとしてしまう。





*

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Yuri(プロフ) - KANNAさん» コメントありがとうございます(*´ェ`*)笑っていただけました??キュンキュンしていただけました??(;▽;)嬉しいです!!個人的に健太郎さんのギャグパートが書いてて楽しかったです。笑 お気遣いと労いの言葉にも救われる思いです…ありがとうございます( ; _ ; ) (2016年6月12日 16時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - キュンキュンもして・・・本当に楽しい作品です!お仕事の合間で負担になるかもしれませんが、もしまた新しいストーリーを書いて下さったら飛びついて読みます!笑 最高です!お疲れ様でした(*^^*) (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - 読ませて頂きました。ストーリーもそれぞれの考えや言葉も本当に素敵で声に出して笑うこともあれば、 (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - じじさん» コメントありがとうございます(;▽;)イキナリでも予告ありでもなんでも構いません!!嬉しいです!!(;▽;)幸せに…なってもらえたなら本当に、作って良かったなぁ!!って思います。ありがとうございます。 (2016年6月11日 3時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
じじ(プロフ) - 初めまして。全部読ませてもらいました!とっても感動し、幸せな気分を味わえるお話でした(*^ω^*)作者さんの書き方?描写?がとっても好きです!!次作とか作る予定があればぜひ楽しみにしています゚(゚´Д`゚)゚。いきなりコメントしてすみませんでした(><)笑 (2016年6月11日 1時) (レス) id: 0114c047a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuri | 作成日時:2016年1月9日 0時

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