天才ダンサーの君 Part2

episode 52 ページ4

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You side








｢ほんとさ、スランプなんて言葉つくった人人生ろくな事ないよきっと。この世の誰もが望んでないよこんな言葉｣


NAOTO｢分かったから、何回目だよそれ笑｣









暇すぎると逆に何をすればいいのか分かんなかったのでとりあえずいつも暇であろうNAOTOくんを家に誘って昼間っからお酒を嗜む









NAOTO｢俺がたまたま今日明日オフじゃなかったらどうしてたの？｣


｢1人でたこ焼き焼くかな｣


NAOTO｢友達いないの？笑｣


｢友達ねぇ.......日本にはいないよね｣









NAOTOくん以外は、と言うと何故か少し照れながら私が焼くたこ焼きを頬張っている

なんで照れてんのこの人？









NAOTO｢玲於とかは？隼とか涼太は特に可愛がってんじゃん｣


｢友達じゃなくて後輩じゃんかあの子らは｣


NAOTO｢で俺は？｣


｢知り合いのおっさん｣


NAOTO｢そこは友達って言ってよ！！｣









どうやら私が言う日本にいる友達はNAOTOくんだけ、が気に入ったのかさっきからずっとにやにやしながら私に言わせようとしている









｢やっぱりアメリカ帰ろっかな〜｣


NAOTO｢明日約束してんでしょ？｣


｢そうだけどさ〜｣


NAOTO｢まあ、確かに今回のスランプはなかなかやっかいだね｣


｢だよね、なんでだろ｣









新しくランペと交流始めたから？

でもGENEの時はそんな事なかったしな.......









NAOTO｢そんな深く考えなくてもいいんじゃない？人生適当でも生きてけるって言ったのAじゃん｣


｢適当ねぇ、｣









そう言えば最近ちょっと気を張り詰めすぎてたかな、なんて思いながらビールをぐいっと流し込む









NAOTO｢ていうか安定にたこ焼き旨すぎ｣


｢英才教育受けてるから｣


NAOTO｢アメリカに住んでてたこ焼き器持ってる人Aしかいないと思うけど｣


｢一家に一台ないと落ち着かないくらいだわ｣








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